赤血球とは? わかりやすく解説

赤血球 [Red blood cell(s),Erythrocyte(s)]

 脊椎動物(哺乳類爬虫類鳥類両生類魚類円口類)の血液中に存在し血色素タンパク質であるヘモグロビン(hemoglobin)を含んでいる細胞である。赤血球は成体では骨髄新生される。哺乳類の赤血球は中央くぼんだ円盤状で、骨髄などの造血組織中ではをもつが循環血中では、ラクダラマ以外では退化している。また、鳥類以下の脊椎動物の赤血球は多く楕円形ですべて有である。大きさ哺乳類4-8μ、鳥類12-15×7-9μ、爬虫類17-20×10-14μ、両生類で23-60×13-35μであるが、魚類では差が著しい。赤血球中のヘモグロビン(ヒト30%)は酸素二酸化炭素を運ぶ役割をもっている。炭酸脱水酵素存在して炭酸炭酸水素塩とを可逆変化させることで、血中炭酸ガス運搬効率よく行われる一般に赤血球の寿命は100-120日とされている。なお、南氷洋魚類には赤血球をもたない数種が知られている。種々の赤血球は凝集反応溶血反応、さらに細胞膜構造機能研究にも好適細胞として用いられる




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