Z80との互換性についてとは? わかりやすく解説

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Z80との互換性について(ハードウェア)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/05 06:01 UTC 版)

HD64180」の記事における「Z80との互換性について(ハードウェア)」の解説

オペコードフェッチサイクルのタイミング改善されていたおかげで同一クロックZ80よりもメモリーアクセスタイミングに余裕があったが、その相違のためにZ80系の周辺デバイス直接接続すると割り込み制御機能使用することができなかった。後にこの問題解消したHD64180Zが開発された。また、ザイログよりHD64180ZのセカンドソースとしてZ64180が、その改良版としてZ180(Z80180, Z8S180)が製造された。Z180動作モードコントロールレジスタの機能バス切り換え)が異なっているので、多少ソフトウェア変更が必要である。

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Z80との互換性について(ソフトウェア)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/05 06:01 UTC 版)

HD64180」の記事における「Z80との互換性について(ソフトウェア)」の解説

信頼性強化のため、仕様にない未定命令実行するトラップがかかるようになっているので、Z80ユーザーの間でよく知られていた未定命令である、IXおよびIYレジスタ8ビット分割(IXL/IXH・IYL/IYH)には対応していない(それ以外のもの例えビットシフトに関する未定命令でも同じ)。そのため、これらの命令使用しているソフトウェアそのまま実行することはできない。なお、トラップ発生後セットされるフラグチェックすることでリセットトラップかを区別できるので、理屈としては、必要に応じてエミュレーションプログラムに処理を移しスタックポインタの値から、不正命令によるトラップ起こしたコード読み取って同等な処理を実行するサブルーチン呼び出すことは可能である。しかしながら、それを実現するためのクロック数は、未定命令直接実行できる従来Z80よりもはるかに増える。この種の、Z80においても動作保証一切されていなかった未定命令後継チップでは公式に仕様化された)をあえて使用するのは、ゲームソフトなどで、IX, IYレジスタを、HLレジスタ代用として8ビット単位流用しRAMへのアクセス頻度減らし極限まで実行速度を稼ぐ場合であり、そのようなプログラムは、未定命令以外の部分でも実行環境とするハードウェア特定のゲーム機器パソコンなど)に依存したコードになっているため、命令だけエミュレーションできても、そのままではバイナリ互換性がないことに変わりはない。移植のためにソースコード修正するであれば、その作業一環として未定命令部分書きなおせばよく、HD64180によるZ80未定命令エミュレーションは、実用的とは言えない。

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