Yak-1Mとは? わかりやすく解説

Yak-1M(Як-1М)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/26 02:12 UTC 版)

Yak-1 (航空機)」の記事における「Yak-1M(Як-1М)」の解説

すべてのドイツ戦闘機に勝る性能をもつ機体の開発を命ぜられたヤコヴレフ設計局開発した改良型大幅な改設計により機体軽量化し、M-105PFを搭載した。「M」は「」を意味するモスキート」(москит) の略号である。操縦席は、Yak-1B同様に視野性の「水滴風防」が採用された。それ以外に、主翼幅を80 cm減じ翼面積小さくするなど大きな設計変更行い上昇力など低空における性能高めた一方Yak-1量産化際し廃止され尾輪引き込み装置復活された。機体Yak-1Bと同じM-105PFエンジン搭載して1943年2月15日完成し2月28日から6月7日まで工場試験同日から7月4日まで国家試験を受け好成績修めた。Yak-1Mは、パイロットからスピットファイアMk.V凌ぐ飛行性能空中格闘戦力認められた。欠点は、相変わらず冷却システム不良灯火油の漏れ、そして無線装置欠如であった無線装置次第搭載されたが、雑音多さ顰蹙を買った8月機体採用見込み広げるためTsAGIにおいて風洞試験行ったその結果基本的に有望なものであったが、大幅な機体構造変更が必要であることが明らかになった。武装も、MP-20とUB各1 門から軽量のShA-20M 1 門とUBS 2 門に変更された。軽量化努力により、Yak-1Mの総重量装備充実にも拘らず初期Yak-1より軽い2660 kgであった。この機体ではYak-1開発当初本命であったM-106-1skエンジンテストされたが、結局採用はされなかった。M-106-1-skエンジンYak-9でも試験されたが、結局このエンジン搭載する量産機製作されなかった。

※この「Yak-1M(Як-1М)」の解説は、「Yak-1 (航空機)」の解説の一部です。
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