Yak-1M M-105PF2とは? わかりやすく解説

Yak-1M M-105PF2(Як-1М М-105ПФ2)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/26 02:12 UTC 版)

Yak-1 (航空機)」の記事における「Yak-1M M-105PF2(Як-1М М-105ПФ2)」の解説

M-107A搭載型の開発軌道に乗らなかったため、従来M-105エンジン発展型を搭載する機体の開発行われた。M-105PF搭載型のYak-1M試験結果必要とされた変更施され機体は、1943年9月17日完成した尾翼改設計が行われ、機首変更された。エンジンは、新たに開発されたM-105PF2に変更された。その後プロペラはVISh-105SV-01に変更された。このYak-1Mは、別名「ドゥブリョール」(«Дублер»)、つまり「代役」と渾名された。「代役」は、工場試験国家試験好成績通過して新たにYak-3制式名称量産移されることとなった。「代役」はYak-1比べて250 kgもの軽量化成功しており、低・中高度における高い格闘性能十分な速度性能誇った。よく似た機体であるYak-9Yak-3であるが、直接元になった機体Yak-7Yak-1M異なることから機体構造外見上も異なっている。Yak-3は、Yak-1直接の子孫と呼ぶべき機体であった。オレーク・コンスタンチーノヴィチ・アントーノフの手により開発されたこの戦闘機は、それまでソ連機に分の悪かった低高度においてドイツ軍戦闘機相手優位に戦闘を展開でき、La-5FNLa-7並んで二次大戦におけるソ連戦闘機決定版呼ばれるようになった一方戦後になってようやくVK-107A(M-107Aから改称されていた)を搭載する本命」のYak-3完成されたが、VK-107Aは結局Yak-3機体構造相性悪く、「本命」は少数量産配備されたに留まった。姉妹機であるYak-9Pが、主力戦闘機座を占めることになった

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