Яとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > Яの意味・解説 

Я

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/04 10:15 UTC 版)

キリル文字
А Б В Г Ґ Д Ѓ
Ђ Е Ё Ѐ Є Ж З
Ѕ И І Ї Й Ѝ Ј
К Ќ Л Љ М Н Њ
О П Р С Т Ћ У
Ў Ф Х Ц Ч Џ Ш
Щ Ъ Ы Ь Э Ю Я
非スラヴ系文字
Ӑ Ӓ Ә Ӛ Ӕ Ғ Ӷ
Ҕ Ӗ Ӂ Җ Ӝ Ҙ Ӟ
Ӡ Ӣ Ӥ Ҋ Ҡ Қ Ҟ
Ӄ Ҝ Ӆ Ӎ Ң Ӊ Ӈ
Ҥ Ө Ӧ Ӫ Ҧ Ҏ Ҫ
Ҭ Ҵ Ӳ Ӯ Ү Ұ Ӱ
Ҳ Ӿ Һ Ҷ Ӌ Ҹ Ӵ
Ҩ Ҽ Ҿ Ӹ Ҍ Ӭ Ӏ
初期キリル文字
Ҁ Ѹ Ѡ Ѿ Ѻ Ѣ
Ѥ Ѧ Ѫ Ѩ Ѭ Ѯ Ѱ
Ѳ Ѵ Ѷ Ԁ
キリル文字一覧

Я, я(ヤー)は、キリル文字のひとつ。鼻母音 Ѧの筆記体から作られた文字であり、1708年ピョートル1世の文字改革により独立した文字となった。ラテン文字R とは全く関係のない文字である。

呼称

音価

原則として /ja/ を表す。

  • ロシア語モスクワ方言では強勢のない時 /ji/ になる。

アルファベット上の位置

ロシア語の第33字母、ウクライナ語の第33字母、ブルガリア語の第30字母[1]ベラルーシ語の第32字母であり、これらの言語の表記体系における最後の字母である。

Я に関わる諸事項

  • 前述の通りラテン文字R とはほぼ線対称というのみの関係のない文字である(ラテン文字のEと日本語のかな文字のに関連性が無いのと同じ)。
  • ロシア語では、この文字一文字は英語の「I」と同じ意味の語(一人称単数主格)である(英語と異なり、小文字でも表記される)。
  • ロシア語では、常に硬音である ж, ш, ц , 常に軟音である ч, щ, 軟口蓋音の г, к, хの後ろには外来語を除いて来ない(これは цы を除いてЫ, Юも同じ)。しかし、ц と同じ音価を表す тс, тьс の後ろに来たときは/tsə/と発音される。これは再帰動詞化の接尾辞 сят, ть で終わる動詞に結合された場合に現れる。
  • セルビア語マケドニア語では用いられない。
  • 過去に同じ音を持った字には他に がある。
  • ロゴなどで、ラテン文字の R の鏡文字として扱われることがある(偽キリル文字)。三菱RVR のロゴは「ЯVR」と表記されている。また、トイザらスのロゴも「ToysЯus」となっている。
    例 :

符号位置

大文字 Unicode JIS X 0213 文字参照 小文字 Unicode JIS X 0213 文字参照 備考
Я U+042F 1-7-33 Я
Я
я U+044F 1-7-81 я
я

脚注

  1. ^ Ѝを入れると第 31 字母目となる。


このページでは「ウィキペディア」からЯを検索した結果を表示しています。
Weblioに収録されているすべての辞書からЯを検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。
 全ての辞書からЯを検索

英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「Я」の関連用語

Яのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



Яのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのЯ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS