Ґとは? わかりやすく解説

Ґ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/24 05:04 UTC 版)

キリル文字
А Б В Г Ґ Д Ѓ
Ђ Е Ё Ѐ Є Ж З
Ѕ И І Ї Й Ѝ Ј
К Ќ Л Љ М Н Њ
О П Р С Т Ћ У
Ў Ф Х Ц Ч Џ Ш
Щ Ъ Ы Ь Э Ю Я
非スラヴ系文字
Ӑ Ӓ Ә Ӛ Ӕ Ғ Ӷ
Ҕ Ӗ Ӂ Җ Ӝ Ҙ Ӟ
Ӡ Ӣ Ӥ Ҋ Ҡ Қ Ҟ
Ӄ Ҝ Ӆ Ӎ Ң Ӊ Ӈ
Ҥ Ө Ӧ Ӫ Ҧ Ҏ Ҫ
Ҭ Ҵ Ӳ Ӯ Ү Ұ Ӱ
Ҳ Ӿ Һ Ҷ Ӌ Ҹ Ӵ
Ҩ Ҽ Ҿ Ӹ Ҍ Ӭ Ӏ
初期キリル文字
Ҁ Ѹ Ѡ Ѿ Ѻ Ѣ
Ѥ Ѧ Ѫ Ѩ Ѭ Ѯ Ѱ
Ѳ Ѵ Ѷ Ԁ
キリル文字一覧

Ґ, ґ は、キリル文字のひとつ。ラテン文字Gに相当する。ウクライナ語ルシン語で使われる文字である。ロシア語などではこの音にГを用いるが、Гはウクライナ語、ルシン語では/h/を表すため、区別するためにこの文字を使用する。1933年まではベラルーシ語でも使用された。外来語を中心に使用される。

由来

ギリシア文字Γ γ(ガンマ)の書体に由来する。14世紀から二重音字の「кг」で表記された(例:ґрунткгрунт)。後にラテン文字の「g」として記された。初めての「ґ」の表記はペレソープヌィツャ福音書(1561年)で見られる。公式なキリル文字としてメレーティイ・スモトルィーツィクィイによって古ウクライナ語の『文法書』(1616年)で登録された。

ウクライナにおいてはスターリン時代の1933年に廃止され Г に統合されたが、ソ連崩壊直前の1990年に復活した。そのため、Ґ はウクライナ独立の象徴ともされている[1]

呼称

音素

アルファベット上の位置

  • ウクライナ語・ルシン語:第5字母

符号位置

大文字 Unicode JIS X 0213 文字参照 小文字 Unicode JIS X 0213 文字参照 備考
Ґ U+0490 Ґ
Ґ
ґ U+0491 ґ
ґ

参考文献

  • (ウクライナ語) Сучасна українська мова / О. Д. Понаморів, В. В. Різун та ін.; За ред. О. Д. Понаморева. — 2-ге вид., перероб. — К.: Либідь, 2001.(O・ポノマリーウ編『現代ウクライナ語』第 2 版、キエフ、2001)

Ґ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/25 14:08 UTC 版)

ウクライナ語の日本語表記」の記事における「Ґ」の解説

ゲーガ行の音。単独では「グ」。単独では「グ」、「グ・ク」。 ガ、グィ、グ、ゲ、ゴ、ギャ、ギ、ギィギュ、ギェ・ゲ、ギョ ガ、ギ、グ、ゲ、ゴ、ギャ、ギ、ギ、ギュ、ゲ、ゴ

※この「Ґ」の解説は、「ウクライナ語の日本語表記」の解説の一部です。
「Ґ」を含む「ウクライナ語の日本語表記」の記事については、「ウクライナ語の日本語表記」の概要を参照ください。

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