W監督体制
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/04 14:04 UTC 版)
「ようこそ実力至上主義の教室へ (テレビアニメ)」の記事における「W監督体制」の解説
Lercheのプロデューサー・比嘉勇二は原作小説を読んだ際に、岸と橋本のどちらが本作に対して良いのかを考えた結果、両者の良い部分を合わせたほうが良いと結論付けた。その後、比嘉はKADOKAWAのプロデューサー・田中翔にW監督体制について提案したところ、了承を得ることに成功したため実現に至ることとなった。W監督体制となった旨を比嘉から伝えられた両監督はそれに対する心境を以下のように述べる。 岸誠二 ― W監督という形はあまり見ませんし、我々も一体どうなるのか想像がつかなかったので、確かに面白いだろうと。何か良い化学反応が起きてくれればという思いでした。橋本監督とはずっと一緒に仕事をしてきた仲なので、今更、「初めましてよろしくお願いします」というのもなかったです。橋本裕之 ― 自分としては、演出をやり始めたころから岸さんは監督をされていたので、並んで監督というのも変な感じでした。でもそれより、どうなるのかなというのが楽しみでした。 岸・橋本両監督がそれぞれ別の役割を担ってしまうとW監督体制の良さが消えると考えた比嘉は、制作において最初の設計やスタートの部分は両監督の意見を混ぜることを絶対のルールとしていた。制作過程で軸となるポイントについて、岸は原作のストーリーラインは基本的に変えず、雰囲気や何をやっているのかという観点を重視し、橋本は二人の監督経験を活かして、決められた話数の枠内でどのように終わらすのか、綺麗さもだが期待を乗せられるように意識しているとそれぞれ述べる。 声優陣からは「W監督体制になったことにより、キャラクターたちの見方が偏りすぎず、厚みのあるディレクションを貰えている」と好意的な反応が示されている。
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