Vsevolod Mstislavich of Volhyniaとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > Vsevolod Mstislavich of Volhyniaの意味・解説 

フセヴォロド・ムスチスラヴィチ (ヴォルィーニ公)

(Vsevolod Mstislavich of Volhynia から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/12/06 22:52 UTC 版)

フセヴォロド・ムスチスラヴィチロシア語: Всеволод Мстиславич1155年以降 - 1195年)はヴォルィーニ公ムスチスラフの子、ロマンの弟にあたる人物である。ベルズ公1170年 - 1195年ヴォルィーニ公1188年聖名はドミトリー。

父の死後、ロマンがヴォルィーニ公を継ぎ、フセヴォロドら他の兄弟はヴォルィーニ公国の西部を分領公国として継いだ。(フセヴォロドはベルズ公、スヴャトスラフがベレスチエ公、ウラジーミルがチェルヴェン公[1]。)また、フセヴォロドはおじであるルーツク公ヤロスラフの軍事行動に参加し、1170年代の最初にキエフで戦った。ヤロスラフは1174年よりキエフ大公となった。

2人の弟の死後、ベレスチエはヴォルィーニ公国の所有地(ru)から分離し、チェルヴェンスクはベルズ公国から分離した。1188年、ロマンの最初のガーリチからの撤退の後、フセヴォロドはルーシの伝統的な継承法(ru)に従ってヴォルィーニ公となった。この時ロマンはフセスラフを攻撃せずにヴォルィーニへ帰り、フセヴォロドはヴォルィーニ公国の首都のウラジーミルを強化した。その後の、ポーランド人の援助をもってヴォルィーニ公位を取り戻そうとするロマンの画策は不首尾に終わった。しかし、オーヴルチ公でロマンの義父にあたるリューリクと、共同統治をしていたキエフ大公スヴャトスラフ(ru)が介入するや否や、フセヴォロドはヴォルィーニ公位を譲ることになった。

1199年、既にフセヴォロドは死去していたが、公位を求めるロマンによる2度目の紛争が起きた。しかし1188年に、短期間とはいえフセヴォロドがヴォルィーニ公の座にあったことで、フセヴォロドの子たちはイズゴイ・クニャージ(継承権を持たない公)とはならずにすんでいた。よって1205年にロマンが死去した後に、ロマンの若い子たちよりも優先して、フセヴォロドの子がヴォルィーニ公位を正式に請求することができた。

妻子

妻の名は不明である。子には以下の人物がいる。

出典

  1. ^ Пресняков А. Е. Княжое право в Древней Руси. Лекции по русской истории. Киевская Русь — М.: Наука, 1993.

外部リンク


「Vsevolod Mstislavich of Volhynia」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

Vsevolod Mstislavich of Volhyniaのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



Vsevolod Mstislavich of Volhyniaのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのフセヴォロド・ムスチスラヴィチ (ヴォルィーニ公) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS