つばめ‐ケーエフシー【TSUBAME-KFC】
TSUBAME-KFC
読み方:ツバメケーエフシー
TSUBAME-KFCとは、東京工業大学が2013年10月に運用を開始したスーパーコンピュータである。TSUBAME 2.5と共に運用されている。
TSUBAME-KFCは次期スパコンとして開発される「TSUBAME 3.0」のプロトタイプとして開発された。計算ノードを油性の溶媒液にひたして冷却する(油冷式システムとなっている)点を大きな特徴としており、大気冷却と併せて効率的かつ低消費電力の冷却を実現している。すなわち、きわめて優れた省エネ性能を持つ。
TSUBAME-KFCの稼働開始まもない2013年11月に実施された、スーパーコンピュータの電力効率の良さを競う「Green500」ランキングでは、TSUBAME-KFCが第1位を獲得している。続く2014年6月のランキングでも第1位の座を保った。同時に、グラフ処理の電力消費量あたりの処理性能を競う「GreenGraph500」でも第6位につけた。
参照リンク
東工大スパコンTSUBAME-KFCが省エネ性能スパコンランキング2期連続世界1位を獲得 - (東京工業大学)
スーパーコンピュータ: | TSUBAME2.5 TEPS TTEPS TSUBAME-KFC TSUBAME2.0 天河二号 天河一号A |
TSUBAME-KFC
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/30 05:03 UTC 版)
「TSUBAME」の記事における「TSUBAME-KFC」の解説
TSUBAME-KFC (TSUBAME Kepler Fluid Cooling) とはTSUBAME 3.0およびそれ以降のためのテストベッドシステムで、空冷だけでなくシステムを油浸により冷却する液冷機構を備え、冷却に使う電力を抑えている。2013年11月のGreen500で日本のスパコンとして初めて世界1位、Green Graph500のビッグデータ部門において世界1位。2014年6月のGreen500でも1位を獲得、2015年6月は5位、2015年11月は2位を獲得。
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