THE WASTE LANDとは? わかりやすく解説

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あれち【荒地】

読み方:あれち

[一]原題The Waste Land》T=S=エリオット長編詩。1922年発表第一次大戦後精神的風土荒廃とその再生希望表現

[二]日本の詩同人誌。名称は[一]にちなむ。昭和14年1939)、鮎川信夫森川義信らにより創刊、全7冊を刊行第2期昭和22年1947創刊、翌昭和23年1948)まで刊行昭和26年1951)から昭和33年(1958)までは年刊の「荒地詩集」を刊行同人にはほかに田村隆一三好豊一郎北村太郎中桐雅夫吉本隆明らがいて「荒地派」とよばれ、戦後日本現代詩牽引した

「荒地」に似た言葉

THE WASTE LAND

作者西澤保彦

収載図書方舟冬の国
出版社光文社
刊行年月2007.9
シリーズ名光文社文庫


荒地 (詩)

(THE WASTE LAND から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/10 15:33 UTC 版)

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荒地』(あれち、The Waste Land)は、T・S・エリオットの代表作である長編詩。

1922年『クライテリオン』創刊号に発表された。全5部からなり、「死者の埋葬」「チェスのゲーム」「火の祈り」「水のほとりの死」「雷の言ったこと」と題され、第一次世界大戦後の西洋の混乱を前衛的な表現で、古典文学からの引用をちりばめて綴った難解なものである。

「荒地」は死の国のことで、「April is the cruellest month,」という破格の一節がきわめて有名である。さらにセックスの荒廃と、その創造性とを描き、死と荒廃の支配と希望を描きつつ、いずれとも結論は示されない。ジェームズ・フレイザー金枝篇』などに学んだ古代文化の死と復活の主題が織り込まれている。[1]

日本でも大きな影響を与え、特に戦後の鮎川信夫らの詩誌『荒地』はこれをそのまま題としている。1938年に上田保が初めて日本語訳し、戦後は西脇順三郎の訳が広く読まれた。

日本語訳

  • 上田保訳『エリオット詩集』(1938年)、のち思潮社ほか
  • 西脇順三郎訳 『荒地』(1952年)、のち『西脇順三郎コレクションⅢ 翻訳詩集』(慶應義塾大学出版会)
  • 吉田健一訳『現代世界文学全集 第26』(新潮社 1954年)、のち『エリオット選集』(彌生書房)
  • 深瀬基寛訳『エリオット全集 1』(中央公論社 1960年、改訂版1971年)
    • 『荒地 文化の定義のための覚書』(中公文庫 2018年)
  • 岩崎宗治訳 (岩波文庫 2010年)
  • 滝沢博訳『荒地』(春風社 2019年)

上演作品

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ 斎藤勇編『英米文学辞典』研究社
  2. ^ Paul-Heinz Dittrich”. www.sadk.de. ザクセン芸術アカデミー. 2020年6月30日閲覧。

外部リンク


The Wasteland(ウェイストランド)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/05 14:17 UTC 版)

Jak 3」の記事における「The Wasteland(ウェイストランド)」の解説

砂漠地帯で、その広さ2作目での主要舞台ヘブンシティ超える徒歩での移動可能だが、あまりにも広すぎるうえ、ウェイストランド中にいる敵の部族マローダー」がオフロード・ビークルに乗って襲い掛かってくるため、Spargus Cityにあるビークル乗って移動する場合がほとんど。あちこちにプリカーソルの遺物埋まっており、住民はそれらを掘り出して生活に利用している。また、空から闇の力秘めた物体飛来しており、修道士たちは星の終焉迫っている事を予感している。

※この「The Wasteland(ウェイストランド)」の解説は、「Jak 3」の解説の一部です。
「The Wasteland(ウェイストランド)」を含む「Jak 3」の記事については、「Jak 3」の概要を参照ください。

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