孫甜甜 Sun Tiantian
基本情報
国籍
中華人民共和国
出身地
河南省 鄭州市
生年月日
(1981-10-12 ) 1981年 10月12日 (37歳)
身長
175cm
体重
65kg
利き手
右
バックハンド
両手打ち
ツアー経歴
デビュー年
1999年
引退年
2009年
ツアー通算
13勝
シングルス
1勝
ダブルス
12勝
生涯通算成績
485勝310敗
シングルス
217勝156敗
ダブルス
268勝154敗
生涯獲得賞金
$1,019,657
4大大会最高成績・シングルス
全豪
1回戦(2006・07)
全仏
2回戦(2006)
全英
2回戦(2004・06)
全米
2回戦(2005)
4大大会最高成績・ダブルス
全豪
ベスト8(2007)
全仏
ベスト8(2005)
全英
ベスト8(2007)
全米
3回戦(2005)
4大大会最高成績・混合ダブルス
全豪
優勝(2005)
全仏
ベスト4(2007)
全英
3回戦(2004・07)
全米
2回戦(2006)
優勝回数
1(豪1)
キャリア自己最高ランキング
シングルス
77位(2007年5月19日)
ダブルス
16位(2007年10月22日)
獲得メダル
孫 甜甜 (スン・ティエンティエン、ピン音 :Sun Tiantian , 1981年 10月12日 - )は、中華人民共和国 ・河南省 鄭州市 出身の女子プロテニス 選手。同僚の李婷 とペアを組み、2004年 のアテネ五輪 で女子ダブルスの金メダルを獲得した選手である。2008年 の全豪オープン 混合ダブルスで優勝し、4大大会 でも優勝経験を持つ。右利き、バックハンド・ストロークは両手打ち。身長175cm、体重65kg。WTA ツアーでシングルス1勝、ダブルスでアテネ五輪を含む12勝を挙げた。自己最高ランキングはシングルス77位、ダブルス16位。
来歴
8歳からテニス を始め、2001年 から女子テニス国別対抗戦・フェドカップ の中国 代表選手となる。2004年 のアテネ五輪 でテニスの中国 代表選手に選ばれた時、女子ダブルスには孫甜甜&李婷の組と、鄭潔 と晏紫 組の2組を送り出した。孫甜甜&李婷のペアは、1回戦から強敵との戦いの連続だった。1回戦でアメリカ (ビーナス・ウィリアムズ &チャンダ・ルビン 組)、2回戦でイタリア (シルビア・ファリナ・エリア &フランチェスカ・スキアボーネ 組)、準々決勝ではオーストラリア (アリシア・モリク &レネ・スタブス 組)、準決勝ではアルゼンチン (パオラ・スアレス &パトリシア・タラビーニ 組)を破って決勝に進出する。8月22日の女子ダブルス決勝戦で、2人のペアはスペイン 代表のコンチタ・マルティネス &ビルヒニア・ルアノ・パスクアル 組を 6-3, 6-3 のストレートで圧倒し、中国に初めてのテニス金メダルをもたらした。
その後も孫甜甜は李婷とのペアでダブルスの好成績を出し続け、2006年 度は女子ツアーのダブルスで3勝を記録した。2007年 10月、孫は晏紫 とペアを組み、日本 のジャパン・オープン とタイ ・バンコク 大会でダブルス2週連続優勝を達成した。
アテネ五輪の女子ダブルス金メダルから4年後、孫は2008年全豪オープン 混合ダブルスでネナド・ジモニッチ (セルビア )と組んで優勝し、4大大会 でも初優勝を果たした。孫とジモニッチは、決勝でインド ペアのマヘシュ・ブパシ &サニア・ミルザ 組を 7-6, 6-4 のストレートで破って優勝した。
孫甜甜はダブルス・パートナーの李婷に比べると、シングルスにも強く、全豪オープン を除く4大大会で女子シングルス2回戦に進出している。2005年のチャイナ・オープン 2回戦ではセリーナ・ウィリアムズ を 6-2, 7-6(7) で破る番狂わせを起こした。2006年 10月8日、孫はウズベキスタン ・タシュケント 大会の決勝で地元選手のイロダ・ツルヤガノワ を 6-2, 6-4 で破り、女子テニスツアー大会でシングルス初優勝を果たした。
孫甜甜は2009年9月の広州国際女子オープン ではクルム伊達公子 と組みダブルスで準優勝した。10月のチャイナ・オープン ダブルスの1回戦で敗退した試合が最後の出場となった。11月にテニス指導者の張鵬と結婚した[1] 。
WTAツアー決勝進出結果
シングルス: 1回 (1勝0敗)
大会グレード
グランドスラム (0–0)
ティア I (0–0)
ティア II (0–0)
ティア III (0–0)
ティア IV & V (1–0)
結果
No.
決勝日
大会
サーフェス
対戦相手
スコア
優勝
1.
2006年10月8日
タシケント
ハード
イロダ・ツルヤガノワ
6–2, 6–4
ダブルス: 22回 (12勝10敗)
結果
No.
決勝日
大会
サーフェス
パートナー
対戦相手
スコア
優勝
1.
2003年6月14日
ウィーン
クレー
李婷
晏紫 鄭潔
6–3, 6–4
準優勝
1.
2003年10月12日
タシケント
ハード
李婷
ユリア・ベイゲルジマー タチアナ・ポウチェク
3–6, 6–7(0)
優勝
2.
2003年11月2日
ケベックシティ
ハード(室内)
李婷
エルス・カレンズ メイレン・ツー
6–3, 6–3
優勝
3.
2003年11月9日
パタヤ
ハード
李婷
ウィニー・プラクシャ アンジェリク・ウィジャヤ
6–4, 6–3
準優勝
2.
2004年2月22日
ハイデラバード
ハード
李婷
リーゼル・フーバー サニア・ミルザ
6–7(1), 4–6
優勝
4.
2004年8月22日
アテネ五輪
ハード
李婷
コンチタ・マルティネス ビルヒニア・ルアノ・パスクアル
6–3, 6–3
優勝
5.
2004年10月3日
広州
ハード
李婷
楊舒静 于瑩
6–4, 6–1
準優勝
3.
2005年2月12日
ハイデラバード
ハード
李婷
晏紫 鄭潔
4–6, 1–6
優勝
6.
2005年5月1日
エストリル
クレー
李婷
ミハエラ・クライチェク ヘンリエッタ・ナギョワ
6–3, 6–1
優勝
7.
2006年2月12日
パタヤ
ハード
李婷
晏紫 鄭潔
3–6, 6–1, 7–6(5)
準優勝
4.
2006年3月4日
ドーハ
ハード
李婷
ダニエラ・ハンチュコバ 杉山愛
4–6, 3–6
優勝
8.
2006年5月7日
エストリル
クレー
李婷
ヒセラ・ドゥルコ マリア・サンチェス・ロレンツォ
6–2, 6–2
優勝
9.
2006年10月1日
広州
ハード
李婷
バニア・キング エレナ・コスタニッチ
6–4, 2–6, 7–5
準優勝
5.
2007年4月15日
チャールストン
ハード
彭帥
晏紫 鄭潔
5–7, 0–6
準優勝
6.
2007年5月26日
ストラスブール
クレー
アリシア・モリク
晏紫 鄭潔
3–6, 4–6
準優勝
7.
2007年6月17日
バーミンガム
芝
メイレン・ツー
詹詠然 荘佳容
6-7(3), 3-6
準優勝
8.
2007年10月19日
広州
ハード
バニア・キング
彭帥 晏紫
3–6, 4–6
優勝
10.
2007年10月7日
東京
ハード
晏紫
荘佳容 バニア・キング
1–6, 6–2, [10–6]
優勝
11.
2007年10月14日
バンコク
ハード
晏紫
森田あゆみ 波形純理
不戦勝
優勝
12.
2008年3月9日
バンガロール
ハード
彭帥
詹詠然 荘佳容
6–4 5–7, [10–8]
準優勝
9.
2008年9月21日
広州
ハード
晏紫
マリヤ・コリツェワ タチアナ・ポウチェク
4–6, 6–4, [8–10]
準優勝
10.
2009年9月20日
広州
ハード
クルム伊達公子
オリガ・ゴボツォワ タチアナ・ポウチェク
6–3, 2–6, [8–10]
4大大会シングルス成績
略語の説明
W
F
SF
QF
#R
RR
Q#
LQ
A
WG
Z#
PO
SF-B
S
G
NMS
NH
W=優勝, F=準優勝, SF=ベスト4, QF=ベスト8, #R=#回戦敗退, RR=ラウンドロビン敗退, Q#=予選#回戦敗退, LQ=予選敗退, A=大会不参加 WG=デビスカップワールドグループ, Z#=デビスカップ地域ゾーン, PO=デビスカッププレーオフ, SF-B=オリンピック銅メダル, S=オリンピック銀メダル, G=オリンピック金メダル, NMS=マスターズシリーズから降格, NH=開催なし.
脚注
外部リンク