SqlString 構造体

.NET Framework クラス ライブラリ リファレンス

SqlString 構造体

データベースに格納する、またはデータベースから取得する文字の可変長ストリームを表します。SqlString は、基になるデータ構造体が、対応する .NET Framework の String データ型とは異なります。String では、常に現在のスレッドの既定の CultureInfo が使用されるのに対し、SqlString には、独自のロケール ID と比較フラグが格納されます。2 つの SqlString 構造体の比較結果は、オペレーティング システムや現在のスレッド ロケールに左右されません。

名前空間: System.Data.SqlTypes
アセンブリ: System.Data (system.data.dll 内)
構文

Visual Basic (宣言)

<SerializableAttribute> _
Public Structure SqlString
    Implements INullable, IComparable, IXmlSerializable

Visual Basic (使用法)

Dim instance As SqlString

C#

[SerializableAttribute] 
public struct SqlString : INullable, IComparable, IXmlSerializable

C++

[SerializableAttribute] 
public value class SqlString : INullable, IComparable,
 IXmlSerializable

J#

/** @attribute SerializableAttribute() */ 
public final class SqlString extends ValueType
 implements INullable, IComparable, 
    IXmlSerializable

JScript

JScript では、構造体を使用できますが、新規に宣言することはできません。

解説

SqlString 比較演算子を使用する場合、引数の LCID が異なると比較できないため、比較演算子から例外がスローされます。例を示します。

 SqlString mySqlString = new SqlString("abc");

上記のステートメントは、次のステートメントと同じです。

 SqlString mySqlString = new SqlString("abc", CultureInfo.CurrentCulture.LCID);

スレッド セーフ

この型の public static (Visual Basic では Shared) メンバはすべて、スレッド セーフです。インスタンス メンバの場合は、スレッド セーフであるとは限りません。

プラットフォーム

Windows 98, Windows 2000 SP4, Windows CE, Windows Millennium Edition, Windows Mobile for Pocket PC, Windows Mobile for Smartphone, Windows Server 2003, Windows XP Media Center Edition, Windows XP Professional x64 Edition, Windows XP SP2, Windows XP Starter Edition

開発プラットフォームの中には、.NET Framework によってサポートされていないバージョンがあります。サポートされているバージョンについては、「システム要件」を参照してください。

バージョン情報

.NET Framework
サポート対象 : 2.0、1.1、1.0
.NET Compact Framework
サポート対象 : 2.0、1.0

参照

関連項目
SqlString メンバ
System.Data.SqlTypes 名前空間
CurrentCulture
その他の技術情報
SqlTypes の使用