rm (UNIX)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/17 09:00 UTC 版)
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rm(アールエム)はPOSIXおよびSingle UNIX Specificationで規定されているコマンドである。
rmは「remove」の略であり、ファイルシステムよりファイルを削除するために使用される。AT&T UNIXの最初のバージョンから存在していた。
振る舞い
rmは引数に指定されたファイルを削除する。デフォルトではディレクトリの削除は行なわない。-rや-Rオプションを使用すると、指定されたディレクトリ以下の全ディレクトリツリーが削除される。引数のパスが . または .. で終わる場合はエラーとなる。
POSIXオプションを次に示す。
- -f 存在しないファイルを指定してもエラーを返さない。確認問い合わせをしない。
- -i すべての削除に対して問い合わせを表示する。
- -r または -R 指定以下のディレクトリツリーを削除する。
スティッキービットのセットされているディレクトリ配下のファイルは、そのファイルの所有者かディレクトリの所有者かスーパーユーザーでないと削除できない。
名前が -
で始まるファイルの削除
rmコマンドの多くの実装では、-
で始まるファイル名を引数に指定する目的で、オプション終了を意味する特殊オプション(--
または -
)が用意されている。例えば前者の場合、ファイル -f
を削除する指定は rm -- -f
とすれば良い。
ただし、これら特殊オプションが存在しなくとも、パス名を付加した rm ./-f
とすることで回避可能である。
これらは mv (UNIX) や cp (UNIX) でも同様のことが言える。
注意事項
例えば、スーパーユーザーで以下のコマンドを実行するとファイルシステム /配下のファイルがすべて削除されてしまう。(一部ファイルを除く)
rm -rf /
またはrm -rf /*
但し一部のLinux系OS(CentOS 5以降 RHEL3以降)ではエラーが返る事があるが、後者コマンドは前述したOSでも実行されてしまうので注意が必要である。
外部リンク
- Manpage of RM man page、JM Project(GNU 版)
- rm(1) man page(SunOS リファレンスマニュアル)
- rm(1) man page(HP-UX リファレンス)
「rm (UNIX)」の例文・使い方・用例・文例
- タックマンモデルとは、チームビルディングにおける5段階、すなわち形成(Forming)、混乱(Storming)、統一(Norming)、機能(Performing)、散会(Adjourning)を示すモデルである。
- 【文法】 相関語 《either と or, the former と the latter など》.
- (最高級の), rearmost (最後尾の).
- 第二次世界大戦中に兵士によってしばしば使われた頭字語:Situation Normal All Fucked Up(状況はいつも通りすべてがめちゃくちゃ)の意味
- 芸術品のつもりで、それゆえ非商業的でないかもしれない−H.E.Clurman
- 交感神経系(血圧低下をもたらす)のアルファとアドレナリン作動性受容体を防ぐ抗高血圧薬(商標名Trandate、Normodyne)
- 「スーパーマン」はドイツの「Ubermensch」のための翻訳借用である
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