Redjuiceとは? わかりやすく解説

redjuice

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/05/11 16:20 UTC 版)

レッドジュース
redjuice
プロフィール
出身地 日本・高知県土佐清水市
国籍 日本
生年月日 (1976-05-16) 1976年5月16日(49歳)
職業 イラストレーター
活動期間 2001年 -
代表作 ワールドイズマイン
(イメージイラスト)
ギルティクラウン
(キャラクター原案)
EGOIST
(ジャケットイラスト)
公式サイト redjuicegraphics 公式サイト
その他 supercell 所属

redjuice(レッドジュース、1976年5月16日 - )は、日本の男性イラストレーター。高知県土佐清水市出身。東京都三鷹市在住。supercellのメンバーの一人。本名をローマ字にしたYAMASAKI Tomoyuki名義[1]や、しる名義でも活動している[2]。

来歴

2001年頃より独学でお絵かき掲示板に絵を描き始め、2007年にイラストレーターとして商業デビュー。 三輪士郎の推薦でsupercellに加入し、2008年5月にニコニコ動画に投稿された『ワールドイズマイン[3]』のイメージイラストや、8月にlivetune『Re:package』のジャケットを担当した[4]。『ワールドイズマイン』のビジュアルは楽曲のヒットと併せて大きな反響を呼び[5]、『Re:package』も初期の初音ミク作品として広く受容されたことから[6]、黎明期のボーカロイド文化を彩ったイラストレーターの一人として認知されるようになった[7]。

2011年、アニメ『ギルティクラウン』でキャラクター原案を担当した。また、同作から派生した音楽ユニットEGOISTのイラストも担当し、2023年の活動終了まで、ほぼ全てのジャケットイラストを手がけた。

2011年から2012年にかけては長谷敏司『BEATLESS』の連載でイラストを担当。2018年にアニメ化しキャラクター原案を務めた。

2014年、初の商業画集『REDBOX』を刊行。伊藤計劃『虐殺器官』『ハーモニー』『屍者の帝国』の劇場アニメ化に際してキャラクター原案を務めることが発表された[8]。

ゲーム分野では『Fate/Grand Order』『アークナイツ』などでキャラクターデザインやイラストを担当した。

2021年、ホロライブEnglish所属のバーチャルYouTuber・IRySのキャラクターデザインを担当した[9]。

2023年、株式会社アンクロンを株式会社レッドボックスへ社名変更し、代表に就任した[10][11]。

2024年、個展「REDBOX」を開催[12]、2025年には商業画集『MI:IM』を刊行した[13]。

人物

学生時代は機械工学を学び、冷凍設備設計の会社に就職。退職後上京し、Web制作(ウェブデザイン)会社などに勤務しながら活動を始める[4]。ギルティクラウン制作時もWeb制作会社に在籍していた[14]。

趣味で絵を描いていた時は、イラストレーターに憧れていたと同時に、お金にはならないとは思っており、現在のイラストレーターの仕事より、ウェブデザインの仕事をしていた時の方が、年収が上だったと述べている[14][4]。

ペイントツールはSAI、Adobe Photoshop[5]、CLIP STUDIO PAINTを使用している[10]。機械メーカーでCADを使用していたことをきっかけに3DCGに興味を持ち、Softimageを学びイラストに取り入れていた[10] [15]。近年ではBlenderを使用している[16]。

livetune(kz)の音楽を好み、kzに2007年冬のコミケでイメージイラストを渡したことをきっかけに、『Re:package』『Re:MIKUS』のジャケットイラストを担当した[5]。その後kzとはClariSのデビュー前楽曲『DROP』『君の夢を見よう[17]』、2014年『BEATLESS“Tool for the Outsourcers”[18]』、2018年ClariS『PRIMALove』などでも共演を果たしている[19]。

長谷敏司とは10年以上の付き合いがある。自身が代表を務める株式会社レッドボックスの名称は、『BEATLESS』に登場する「人類未到産物=レッドボックス」に由来する[20]。

影響を受けた人物に永野護、鳥山明、三輪士郎、大暮維人を挙げている[21]。

作品リスト

装画

雑誌・寄稿

  • 『廟 -BYOU-』(2009年、『季刊GELATIN 2009 なつ』掲載) - 漫画
  • 『季刊GELATIN 2010 はる』(2010年、ワニマガジン社) - 表紙絵
  • 『カメラ少女日和』(2010年、学研パブリッシング) - ピンナップイラスト[23]
  • 『Pray for JAPAN from JAPANESE CREATOR vol.01』(2011年、角川コンテンツゲート、電子書籍期間限定販売) - イラスト[24]
  • 『Quarterly pixiv vol.05』(2011年、エンターブレイン) - 表紙絵
  • 『ILLUSTRATION 2014』『ILLUSTRATION 2016』(翔泳社) - イラスト紹介
  • 『BEATLESS “Tool for the Outsourcers”』(2014年)、『BEATLESS “Arm for the Outsourcers”』(2018年) - 表紙絵、関連イラスト・設定資料収録
  • 『SFマガジン』2015年10月号、12月号(早川書房) - 表紙絵
  • 『月刊ニュータイプ』2015年12月号、2018年2月号(KADOKAWA) - 表紙絵
  • 『屍者の帝国 アートワークス』(2016年、一迅社) - 表紙絵、関連イラスト
  • 『VISIONS 2022 ILLUSTRATORS BOOK』(KADOKAWA) - イラスト紹介

音楽関連

  • GAINGAUGE『DIZZY in ass-ault empire』(2008年、自主制作) - ジャケットイラスト
  • supercell(ソニー・ミュージックエンタテインメント)
    • 『ワールドイズマイン』(2008年) - イメージイラスト(楽曲はのちに『supercell』収録)
    • 『君の知らない物語』初回限定版(2009年) - ステッカーイラスト
    • 『さよならメモリーズ』(2010年) - ジャケットイラスト
    • 『Today Is A Beautiful Day』初回限定版(2011年) - ジャケットイラスト
    • 『My Dearest』(2011年) - ジャケットイラスト
    • 『告白/僕らのあしあと』初回限定版A(2012年) - ジャケットイラスト
    • 『従属人間』(2013年) - イラスト(『ZIGAEXPERIENTIA』収録)
    • オーケストラコンサート アフターパンフレット『Beautiful Days』(2024年) - 表紙絵
  • livetune(ビクターエンタテインメント)
    • 『Last Night, Good Night』(2008年) - MVイラスト(楽曲はのちに『Re:package』収録)
    • 『Re:package』(2008年) - ジャケットイラスト
    • 『Re:MIKUS』(2009年) - ジャケットイラスト
  • REDALiCE『CRIMSON HARDCORE』(2009年、自主制作) - ジャケットイラスト
  • 『EXIT TUNES PRESENTS Supernova2』(2010年、EXIT TUNES) - ジャケットイラスト
  • 『歌ってもらったCD vol.1 ~人気歌い手に歌ってもらった編~』(2010年、フロンティアワークス) - ジャケットイラスト
  • アリス☆クララ『DROP』『君の夢を見よう』(2010年、ソニー・ミュージックエンタテインメント) - イメージイラスト[17][19](楽曲はのちに『ClariS 〜SINGLE BEST 1st〜』収録)
  • 『EXIT TUNES PRESENTS Vocaloanthems』(2010年、EXIT TUNES) - ジャケットイラスト
  • EGOIST(2011年 - 2023年、ソニー・ミュージックエンタテインメント) - ジャケットイラスト
  • BOOM BOOM SATELLITES『A HUNDRED SUNS』(2015年、ソニー・ミュージックエンタテインメント、『SHINE LIKE A BILLION SUNS』収録) - イメージイラスト、BEAMS TコラボTシャツ[25]
  • ClariS『PRIMALove』(2018年、SACRA MUSIC)- アーティストイラスト[19]
  • MIKU FES'24(春)~Happy 16th Birthday~(2024年) - キービジュアル[26]
  • Sizuk 配信シングル『Para Bellum』(2024年、Sizuk)- ジャケットイラスト[27]

ゲーム

アニメ

テレビアニメ
劇場アニメ
エンドカード

その他のイラスト・デザイン

画集・著書

個展

  • redjuice×EGOIST×Project Itoh展(2015年11月5日 - 11月17日、pixiv Zingaro)[39]
  • “INORI”展-彼女のすべてがそこに在る。(2017年3月16日 - 28日、pixiv Zingaro)[40]
  • 印刷技術の進化と、デジタルイラストの可能性(2019年3月29日 - 4月17日、pixiv WAEN GALLERY)[41]
  • THE FORBIDDEN GARDEN(2022年12月2日 - 2023年1月10日、キヤノンオープンギャラリー2)[42]
  • redjuice ART EXHIBITION 2024 "REDBOX"(2024年3月22日 - 31日、有楽町マルイ8F マルイノアニメ「SPACE7・8」)[12]
  • GIRLS FROM HELL(2024年5月11日 - 20日、原宿 ACG_Labo)[37]

出典

  1. ↑ ArtStation - YAMASAKI Tomoyuki
  2. ↑ 「しる」はニックネームであると述べている。
  3. ↑ “初音ミク が オリジナル曲を歌ってくれたよ「ワールドイズマイン」”. ニコニコ動画. ドワンゴ. 2026年4月20日閲覧。
  4. 1 2 3 “redjuice × 米山舞インタビュー”. pixivision. ピクシブ (2024年3月20日). 2026年4月16日閲覧。
  5. 1 2 3 “ぷらちな Drawing with Wacom 005 redjuiceさんインタビュー”. ぷらちな. 多聞 (2009年12月). 2026年4月16日閲覧。
  6. ↑ “『ボカロ曲のヒットチャートにバンド出身者によるロックが台頭”. リアルサウンド. (2020年8月9日) 2026年4月20日閲覧。
  7. ↑ “クリプトン佐々木氏が初めて明かす、19年間の「初音ミクのイラスト」史”. リアルサウンド. (2026年4月14日) 2026年4月20日閲覧。
  8. ↑ “『パンチライン』など、多数の作品が怒涛のような新発表! 「ノイタミナプロジェクト発表会2015」発表内容をまとめて紹介”. animate Times (アニメイト). (2014年11月28日) 2026年4月16日閲覧。
  9. 1 2 “「ホロライブEN」IRySデビュー、キャラデザはredjuice”. KAI-YOU. (2021年7月7日) 2026年4月16日閲覧。
  10. 1 2 3 “redjuiceインタビュー「REDJUICE ART EXHI-BITION 2024 REDBOX」”. CLIP STUDIO TIPS. セルシス (2024年3月11日). 2026年4月16日閲覧。
  11. ↑ “株式会社レッドボックス”. 2026年4月16日閲覧。
  12. 1 2 “redjuice、新会社設立に伴い個展「REDBOX」を開催 イラストレーターの可能性を追求”. KAI-YOU. (2024年2月1日) 2026年4月16日閲覧。
  13. ↑ “イラストレーターredjuice、11年ぶりの商業画集『MI:IM』刊行決定”. KAI-YOU (2025年6月27日). 2026年4月20日閲覧。
  14. 1 2 ノイタミナラジオ46回ゲスト出演時の本人の発言
  15. ↑ “redjuice×NaBaBa 対談 祭りは終わった──ポスト・イラストバブルの生存戦略”. KAI-YOU. (2024年3月21日) 2026年4月20日閲覧。
  16. ↑ “CREATOR'S VOICE イラストレーター redjuice - SPECIAL INTERVIEW”. マウスコンピューター (2020年8月). 2026年4月16日閲覧。
  17. 1 2 “リスアニ!WEB presents ClariS~ SINGLE BEST 1ST ~発売記念SPECIAL SITE”. リスアニ!WEB. (2015年3月5日) 2026年4月17日閲覧。
  18. ↑ “5年ぶりコラボのredjuice×kz(livetune)特別対談 科学とクリエイティブの未来”. KAI-YOU. (2014年6月25日) 2026年4月16日閲覧。
  19. 1 2 3 “ClariS、redjuice氏描き下ろしの新ビジュアルと、「PRIMALove」のMusic Videoを同時解禁!「PRIMALove」の先行フル配信スタート!”. リスアニ!WEB. (2018年1月20日) 2026年4月16日閲覧。
  20. ↑ “SFは自由であり希望である──redjuice × 長谷敏司対談”. KAI-YOU. (2024年3月15日) 2026年4月16日閲覧。
  21. ↑ “ボカロ動画『ワールドイズマイン』絵師のredjuiceさんが『ギルティクラウン』『虐殺器官』キャラ原案を手掛けるようになるまで”. ニコニコニュースORIGINAL (ドワンゴ). (2017年4月28日) 2026年4月16日閲覧。
  22. ↑ “伊藤計劃『虐殺器官』『ハーモニー』 redjuiceによる新装版刊行”. KAI-YOU. (2014年8月1日) 2026年4月16日閲覧。
  23. ↑ “学研パブリッシング、美少女イラストのデジカメ本「カメラ少女日和」”. デジカメ Watch (インプレス). (2010年10月4日) 2026年4月17日閲覧。
  24. ↑ “ニュータイプクリエイターのチャリティ電子イラスト集発売”. コミックナタリー Watch (ナターシャ). (2011年4月1日) 2026年4月17日閲覧。
  25. ↑ “BOOM BOOM SATELLITESの楽曲イメージがTシャツに”. 音楽ナタリー. ナターシャ (2015年1月30日). 2026年4月18日閲覧。
  26. ↑ “MIKU FES’24(春)公式サイト”. 2026年4月16日閲覧。
  27. ↑ “Sizuk、TVアニメ『キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦 Season Ⅱ』EDテーマ「Para Bellum」配信スタート!”. リスアニ!(株式会社ソニー・ミュージックソリューションズ) (2024年7月20日). 2024年7月23日閲覧。
  28. ↑ “PSP『初音ミク -Project DIVA-』店舗別予約特典を公開”. インサイド (2009年5月27日). 2026年4月20日閲覧。
  29. ↑ “初音ミク -Project DIVA- 2nd”. セガ (2010年). 2026年4月20日閲覧。
  30. 1 2 “PS3/PS Vita「初音ミク -Project DIVA- F 2nd」収録楽曲とモジュールを一挙大公開!”. GAME Watch. インプレス (2012年11月29日). 2026年4月20日閲覧。
  31. ↑ “『初音ミク -プロジェクト ディーヴァ- F』新たな収録曲は「Tell Your World」と「Sweet Devil」!”. ファミ通.com. KADOKAWA (2012年11月29日). 2026年4月20日閲覧。
  32. ↑ “『初音ミク -Project DIVA- F』販売店別予約特典第3弾のラインナップはコチラ!”. セガ (2013年1月11日). 2026年4月20日閲覧。
  33. ↑ “TVアニメ『AYAKA ‐あやか‐』”. 2022年10月26日閲覧。
  34. ↑ “HISTORY OF RACING MIKU_2010 GOODSMILE RACING 公式応援サイト”. グッドスマイルレーシング (2010年). 2026年4月17日閲覧。
  35. ↑ “宣伝公演 - る・ひまわり ニコニコミュージカル#004舞台劇『ココロ』”. る・ひまわり (2011年4月). 2026年4月17日閲覧。
  36. ↑ “四艶少女画展”. littlewitch.jp. 2026年4月27日閲覧。
  37. 1 2 “redjuice個展「GIRLS FROM HELL」開催 集大成となった展覧会「REDBOX」を経て”. KAI-YOU. (2024年5月7日) 2026年4月20日閲覧。
  38. ↑ “redjuice×loundraw 映画『サマーゴースト』に繋がる特別展「花火と幽霊」”. KAI-YOU. (2021年7月30日) 2026年4月16日閲覧。
  39. ↑ “「redjuice×EGOIST×Project Itoh展」開催レポート”. ピクシブ. (2016年1月8日) 2026年4月16日閲覧。
  40. ↑ ““INORI”展-彼女のすべてがそこに在る。”. ピクシブ 2026年4月16日閲覧。
  41. ↑ “redjuice個展『印刷技術の進化と、デジタルイラストの可能性』をレポート!『ギルティクラウン』などの商業作品が一堂に集結!”. animate Times (アニメイト). (2019年4月10日) 2026年4月16日閲覧。
  42. ↑ “redjuice個展「THE FORBIDDEN GARDEN」開催 印刷技術の進化がもたらす表現”. KAI-YOU. (2022年12月12日) 2026年4月16日閲覧。

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