Queue.SyncRoot プロパティ
アセンブリ: mscorlib (mscorlib.dll 内)


同期した Queue を作成するには、Synchronized メソッドを使用します。ただし、派生クラスでは、SyncRoot プロパティを使用して、独自に Queue を同期させることができます。コードによる同期操作は、Queue で直接実行するのではなく、Queue の SyncRoot で実行する必要があります。これにより、他のオブジェクトから派生したコレクションの操作が正常に実行されます。特に、Queue オブジェクトを同時に変更する可能性がある別スレッドとの間で、正常な同期を維持します。
コレクションの列挙処理は、本質的にはスレッド セーフな処理ではありません。コレクションが同期されている場合でも、他のスレッドがそのコレクションを変更する可能性はあり、そのような状況が発生すると列挙子は例外をスローします。列挙処理を確実にスレッド セーフに行うには、列挙中にコレクションをロックするか、他のスレッドによって行われた変更によってスローされる例外をキャッチします。

列挙処理中に SyncRoot を使用してコレクションをロックする方法を次のコード例に示します。このプロパティ値を取得することは、O(1) 操作になります。

Windows 98, Windows 2000 SP4, Windows CE, Windows Millennium Edition, Windows Mobile for Pocket PC, Windows Mobile for Smartphone, Windows Server 2003, Windows XP Media Center Edition, Windows XP Professional x64 Edition, Windows XP SP2, Windows XP Starter Edition
開発プラットフォームの中には、.NET Framework によってサポートされていないバージョンがあります。サポートされているバージョンについては、「システム要件」を参照してください。


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