Poser との関係
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/26 17:03 UTC 版)
「DAZ Studio」の記事における「Poser との関係」の解説
DAZはもともとPoserで読み込んで使うための生物や衣類などの3Dデータを販売していたが、自社の3Dデータの購入者を増やすために、Poserとデータ互換のDAZ Studioを開発し、無料で配布することを始めた。これによって、それまで Poser の独占状態であった個人向け 3DCG 市場が拡大した。Poser自体も3DCGソフトウェアとしては比較的安価な製品であるが、無料のDAZ Studio の登場で趣味として 3DCG に触れる人が増加した。 DAZ Studio は、Poserで作成されたデータのほとんどを読み込むことができる。ただし、衣服や頭髪などの動的表現については例外である。 基本的にDAZ Studioで作成したデータをPoserで読み込むことはできない。プラグインを利用することでフィギュアデータ(拡張子cr2)等を出力することはできるが、シーンデータ(拡張子pz3)は出力できない。 開発当初はPoserのサブセット的な印象が強かったが、頻繁にバージョンアップを繰り返し続けて機能の向上がはかられており、現在では、Poserよりも優れた機能が搭載されている。 Poserは景観生成ソフトVueとの親和性が高く、Poserで作成したデータをVueに読み込んでリアルな景観レンダリングをおこなうことが出来るが、DAZ Studioは景観生成ソフトBryceと親和性が高く、PoserとVueの関係によく似た対応付けになっている。 DAZ Studio 4.0からは新しくGenesisというユニメッシュのフィギュアを採用したが、GenesisはTriAxと呼ばれる独自のウェイトマップ技術がベースとなっているため、発表当初はPoserでは利用できなかった。その後、Poser9SR3.1でプラグインが利用できるようになり、OpenSubdivなどGenesisを動かすために必要な機能が徐々に搭載されたことから、DAZ 3D社はDSON Importer for Poserプラグインを開発し、Poserユーザー向けにリリースした。これによって、Poser上でもGenesis1/2が利用できるようになった。ただし、最新バージョンであるGenesis3はDAZ Studio専用であり、Poserでは利用できない。(2015年7月現在)
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