PCL 1から5の概要
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/14 12:59 UTC 版)
「Printer Command Language」の記事における「PCL 1から5の概要」の解説
PCLレベル1から5e/5cは、受信した順序で処理および解釈される制御シーケンスを使用するコマンドベースの言語である。 コンシューマーレベルでは、PCLデータストリームは印刷ドライバによって生成される。 PCL出力は、カスタムアプリケーションによっても簡単に生成できる。 PCL 1 はHP ThinkJet 2225で1984年に導入され、最大150 dpiの解像度で基本的なテキストおよびグラフィックス印刷を提供した。 PCL 1+ はHP QuietJet 2227でリリースされた。 PCL 2 では電子データ処理/取引機能が追加された。 PCL 3 は1984年にオリジナルのHP LaserJetとともに導入された。 これによりビットマップフォントのサポートが追加され最大解像度が300 dpiに向上した 。 PCL 3をサポートする他の製品は、HP DeskJetインクジェットプリンタ、HP 2932シリーズマトリックスプリンタ、およびHP RuggedWriter 2235マトリックスプリンタである。 PCL 3は、時代遅れのHPモデルに代わりいくつかのimpact printerで現在も使用されている。 PCL 3+(白黒)およびPCL 3c+(カラー)は、それ以降のHP DeskJetおよびHP PhotoSmart製品で使用されている。 PCL 3GUI は、HP DesignJetおよび一部のDeskJetシリーズのプリンタで使用されている。標準のPCL 3と互換性のない圧縮されたラスタ画像を使う。 PCL 4 は1985年にHP LaserJet Plus に導入され、マクロ、より大きなビットマップフォントとグラフィックが追加された。 PCL 4はまだ多くのアプリケーションで使用されている。 PCL 5 は1990年3月にHP LaserJet III でリリースされ、インテリフォントスケーリング(Compugraphicによって開発された、現在はAgfaの子会社)、アウトラインフォントとHP-GL/2(ベクタ)グラフィックが追加された。 PCL 5e (PCL 5拡張)が1992年10月にHP LaserJet 4でリリースされ、プリンターとPC間の双方向通信とWindowsフォントが追加された。 PCL 5c は1992年にHP PaintJet 300XLおよびHP Color LaserJet でカラーサポートを導入した。
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