PCとインデックスカラー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/02/18 07:44 UTC 版)
「インデックスカラー」の記事における「PCとインデックスカラー」の解説
既述の例では、指定可能な色数が、実際に情報を持つ色数を上回っているケースとそのメリットについて説明されているが、初期のコンピュータであるPC-8801等でも「パレット機能」として、表示色を指定することが可能な機能が実装されている。これは、前述のパレットアニメーションのような用法以外に、グラフィックスプレーンが3プレーンで構成され、各々がR.G.B.の要素を持つ形で、8色での表示を実現しているものの、「白」で描画する場合、そのすべてのプレーンの該当部分のビットを立ててやる必要があり、赤、緑、青などのプレーンそのものが示す色に対し、最大3倍の処理を要することになる。使用頻度が高い色のうち、負荷の高い色を負荷の低いパターンと入れ替えることにより、描画処理の軽減を行うことも可能であった。 パーソナルコンピュータ (PC) では1985年以降のNECのPC-9801シリーズにおいて、ハードウェアによるインデックスカラー(4,096色中16色同時表示)が採用された。最も基本的な白や黒も自由に変更できたので、メニューの文字が読めなくなるというような事態も発生した。Macintoshの初期のカラー対応機ではソフトウエアによるインデックスカラーが行われた。これは画像領域だけを描きなおすというもので、リアルタイムにコントロールできなかった。なおNECの初期のWindows PC(PC-9821シリーズ、256色同時表示)でもソフトウェアによるインデックスカラーが行われていた。
※この「PCとインデックスカラー」の解説は、「インデックスカラー」の解説の一部です。
「PCとインデックスカラー」を含む「インデックスカラー」の記事については、「インデックスカラー」の概要を参照ください。
- PCとインデックスカラーのページへのリンク