NPO設立以降(2011-)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/02 00:40 UTC 版)
「蔵の街遊覧船」の記事における「NPO設立以降(2011-)」の解説
2011年(平成23年)9月26日、運航母体となるNPO法人「蔵の街遊覧船」を設立した。NPO法人化して以降は行政の補助金に頼らずとも乗船料を主とする収入で運営できるようになり、栃木市観光振興課から「まちづくりの理想形」と評価された。2017年(平成29年)には埼玉県志木市が新河岸川で和舟を運航するために船頭を募集することになり、その船頭育成を蔵の街遊覧船が引き受けた。また2018年(平成30年)10月 - 11月には青森県弘前市に出張し、弘前城の中堀で遊覧船を運航し、2019年(平成31年/令和元年)4月 - 5月の弘前さくらまつりでも運航し、6,000人超が乗船した。弘前出張の時期は栃木市での繁忙期と重なることや、「地元の人が船頭をやった方が喜ばれる」との考えから、蔵の街遊覧船は弘前でも船頭の養成を開始した。 2019年(令和元年)10月に台風19号(東日本台風)が襲来した際には、巴波川が氾濫して多量の土砂が堆積したため約2か月運休し、2020年(令和2年)3月には新型コロナウイルス感染症の流行による予約キャンセルが相次いだため長期運休に入った。また同年3月29日には東京オリンピックの聖火リレーで、ランナーを蔵の街遊覧船に乗せて聖火を運び、台風19号からの復興をアピールする計画であったが、3月24日にオリンピックそのものの1年延期が決定し、聖火リレーも延期となった。同年6月1日、乗船定員を22人から10人に減らし、栃木河岸船頭唄は録音したものを再生するという形で感染症対策を取り、運航を再開した。その後、感染拡大による再休止を約3か月続けて、2021年(令和3年)3月下旬に運航を再開した。同年3月28日には延期されていた聖火リレーが栃木市で行われ、栃木市出身の石川恋が遊覧船に乗って聖火をつないだ。
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