NLA
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/12/11 09:26 UTC 版)
NLA
- 神経遮断麻酔。麻酔の一法。Neurolept anaesthesiaの略。
- ナショナルリーグAの略。
- 日本にかつてあった官庁の国土庁の略。
- アメリカの航空機メーカーであるボーイング社が1990年代にボーイング747のアップデート版として発表していたNew Large Aircraft(ボーイングNLA)のこと。実際には開発されず。
- National Liberation Armyの略
- 民族解放軍 - マケドニア共和国で2000年から2001年まで武装闘争をしたアルバニア人組織
- モジャーヘディーネ・ハルグの別称であるイラン民族解放軍
- ニューライフ・アドベンチャー運動実行委員会 - 「全国高校生の主張」等を主催する中高生の団体。
NLA
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/17 08:58 UTC 版)
NLAとはニューロレプト鎮痛(neuroleptanalgesia)またはニューロレプト麻酔(neuroleptanesthesia)の略称である。ニューロレプト鎮痛では神経遮断薬(neuroleptics)と鎮痛薬(analgesics)を併用することにより、患者は周囲に無関心な鎮静状態となるが、意識は消失しない。ニューロレプト麻酔ではニューロレプト鎮痛に亜酸化窒素を併用し意識を消失させる。NLAには原法と変法があり、原法ではドロペリドールとフエンタニルを用いる。変法では原法以外の組み合わせが用いられ、ベンゾジアゼピンと拮抗性鎮痛薬を併用することが多い。NLAの特徴として循環抑制作用が比較的軽度であることがあげられるが、脱水患者などでは注意を要する。また、術後まで鎮静・鎮痛作用が持続することや、術中に指示動作が可能な点、ドロペリドールを用いる際には強力な制吐作用を得られる点があげられる。しかし、欠点として、鎮痛・鎮静レベルを推定することが困難であることや、手術侵襲による血圧上昇・頻脈がある。この麻酔法は薬剤添付文書や教科書には記載が見られるが、2018年現在では原法・変法ともにほとんど施行されることがなくなっている。理由としては、ドロペリドールには半減期が長く、錐体外路症状やQT延長の副作用があること、フェンタニルはレミフェンタニルよりも調節性に劣ること、亜酸化窒素は閉鎖腔の内圧を上昇させること、ベンゾジアゼピン系や拮抗性鎮痛薬は調節性に劣ることなどが挙げられる。しかし、意識下挿管時にはNLAはその呼吸・循環抑制の少なさから、よい適応となる場合がある。
※この「NLA」の解説は、「全身麻酔」の解説の一部です。
「NLA」を含む「全身麻酔」の記事については、「全身麻酔」の概要を参照ください。
- NLAのページへのリンク