MK II 1967年 - 1969年
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「ミニ (BMC)」の記事における「MK II 1967年 - 1969年」の解説
Mk II ( 1967, 1968 ) リア 1967年から1970年までの間、イシゴニスは実験モデルとして9Xと呼ばれる代替モデルを設計していた。この車はミニよりも高出力であったが、当時BMCとスタンダード・トライアンフの合併で設立されたブリティッシュ・レイランド(BL)の政治力によって結局生産されることはなかった。 1967年、ボディがMk IIと呼ばれるタイプに変更された。フロントグリルのデザインが変更され、リアウインドウも左右に拡大された。ドア上の水切りが廃止され、雨樋も工数を減らしたものに変わった。リアコンビランプは大きな角型のものへと変更された。なお、コストと重量がネックとなり、ハイドロラスティックシステムは廃止された。 エンジンは998 ccと1,275 ccの2種類が用意された。998 cc モデルは1969年の生産終了までに55,000台以上が販売された。1,275 ccモデルは1969年から1970年にかけてわずかに改良を施したMk IIIボディを採用し、1972年1月まで販売された。クーパー社は輸出モデル向けの改造キットの開発と販売に事業を切り替え、1975年まで販売を続けた。 1969年には映画『ミニミニ大作戦』(原題:The Italian Job )に登場し、その小ささや走りの良さをクローズアップした小気味良いカーチェイスの演出が人気を集めた。 また、Mr.ビーンの最初期の愛車はオレンジ色のMk II(ナンバープレートは「RNT 996H」)だったが、第1話の最後に事故で全損してしまった。
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