MCA-JET
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/13 06:08 UTC 版)
「ミツビシクリーンエアシステム」の記事における「MCA-JET」の解説
1977年登場の希薄燃焼方式。MCA-IIBとはシステムが大きく変わり、三元触媒(当初は酸化触媒)とEGRを主体とする方式となり、触媒の補助としてリードバルブ式二次空気導入装置も併用された。最大の特徴はジェットバルブと呼ばれる超小型の吸気バルブが半球型燃焼室内に配置され、空気または混合気を高速でシリンダー内に吹き込むことで、強力なスワール(乱流)を発生される構造である。これにより25:1に迫る希薄混合気化や大量のEGRを掛けた場合でも安定した燃焼が得られるようになり、NOxを低減して昭和53年排出ガス規制をクリアするとともに、燃費の改善にも大きく貢献することになった。 後年には電子制御式キャブレターや電子制御式燃料噴射装置も組み合わされたエンジンも登場し、エレクトロジェット(ELECTRO JET)と称された他、ターボチャージャーやスーパーチャージャーなどの過給機付きエンジンも登場した。
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