サイクロンエンジン
サイクロンエンジン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/13 06:08 UTC 版)
「ミツビシクリーンエアシステム」の記事における「サイクロンエンジン」の解説
1986年から90年ごろに掛けて、三菱製エンジンがSOHCからDOHCへと移行する過渡期の技術として、SOHC多球型燃焼室を採用したエンジンが、サイクロンエンジンの名称で大規模な販促活動が行われた事があった。サイクロンエンジンは日産・Z型エンジンの手法に類似した吸気ポート配置と燃焼室形状の工夫によって、必ずしもジェットバルブに頼らなくともスワールの発生が促せる機構で、登場当時はMCA-JETのような環境技術としてではなく、高出力化・高効率化を謳う目的のものであったが、この技術の確立によって、廉価な商用車(特に軽ボンネットバンや軽トラックなど)などに搭載されるSOHC2バルブヘッドでも更なるコストダウンの理由などにより、ジェットバルブの採用は行われなくなっていった。
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