ライトツイン

航空軍事用語辞典++

【ライトツイン】(らいとついん)

Light twin
比較的軽量な機体にターボシャフトを双発で備えたヘリコプターの通称。
中型ヘリコプターとの境界は曖昧であり、明確な定義はないが、定員5～10名前後、最大離陸重量5トン程度までの機体を指すことが多い。

双発エンジンにより高い信頼性を得つつ、比較的低コストであることから、企業や官公庁などの民間市場で最も人気のあるカテゴリーである。
また軍用機としても、観測・連絡・軽輸送などの任務に供されることが多い。
このことから、各メーカーの開発競争や、代理店の販売競争が激化しがちなクラスといえる。

主な機体

• AW109
• エキュレイユ2
• ドーファン2
• Bo105 / EC135
• BK117 / EC145
• ベル222/230/430
• ベル427/429
• S-76
• MD900/902

競合する機種

下記はふつう中型機に分類されるが、場合によりライトツインと市場を競うこともある。

• ベル212/412
• AW139
• Ka-60/62/62M