エル‐ドーパ【L-DOPA】
読み方:えるどーぱ
《L dioxyphenylalanine》L型ジオキシフェニルアラニン。アミノ酸の一種。パーキンソン病の治療薬。
L‐ドーパ
分子式: | C9H11NO4 |
その他の名称: | レボドパ、レボドーパ、Levodopa、(-)-3-Hydroxy-L-tyrosine、ドパルル、ドパール、ラロドパ、ドパストン、Dopasol、Larodopa、Dopaston、Doparl、ドパソール、ドパゾール、ビオドパ、ベンドパ、(-)-ドーパ、L-ドーパ、デアドーパ、ブロカドパ、Insulamina、Helfo dopa、ドパリナ、L-Dopa、Dopa、Dopar、Dopaflex、Dopalina、(-)-Dopa、Eldopal、Deadopa、DA、インスラミナ、エルドパール、ラロドーパ、Brocadopa、Biodopa、Bendopa、Doprin、Dopastral、ドパフレックス、ドーパ、ドパルキン、ドパストラール、ヘルホドーパ、ドプリン、レドーパ、パルドーパ、ベルドーパ、Pardopa、Levopa、Leodopa、Ledopa、Ro-4-6316、Veldopa、(-)-3,4-Dihydroxy-L-phenylalanine、(-)-3-(3,4-Dihydroxyphenyl)-L-alanine、3,4-Dihydroxy-L-Phe-OH、3,4-Dihydroxy-L-phenylalanine、3,4-Dihydroxyphenylalanine、3-Hydroxy-L-tyrosine、DOPA、ドパイダン、Dopaidan、L-DOPA、ジヒドロキシフェニルアラニン、Dihydroxyphenylalanine、3-Hydroxytyrosine、(2S)-2-Amino-3-(3,4-dihydroxyphenyl)propanoic acid、Doparkine |
体系名: | (S)-2-アミノ-3-(3,4-ジヒドロキシフェニル)プロパン酸、3,4-ジヒドロキシ-L-Phe-OH、(2S)-3-(3,4-ジヒドロキシフェニル)-2-アミノプロパン酸、(S)-α-アミノ-3,4-ジヒドロキシベンゼンプロパン酸、(S)-2-アミノ-3-(3,4-ジヒドロキシフェニル)プロピオン酸、3-(3,4-ジヒドロキシフェニル)-L-アラニン、(-)-3-ヒドロキシ-L-チロシン、(-)-3,4-ジヒドロキシ-L-フェニルアラニン、(-)-3-(3,4-ジヒドロキシフェニル)-L-アラニン、3,4-ジヒドロキシ-L-フェニルアラニン、3,4-ジヒドロキシフェニルアラニン、3-ヒドロキシ-L-チロシン、3-ヒドロキシチロシン、(2S)-2-アミノ-3-(3,4-ジヒドロキシフェニル)プロパン酸 |
レボドパ
(L-ドーパ から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/15 22:37 UTC 版)
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IUPAC命名法による物質名 | |
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臨床データ | |
投与経路 | 経口 |
薬物動態データ | |
生物学的利用能 | 30% |
代謝 | 芳香族-L-アミノ酸脱炭酸酵素 |
半減期 | 0.75–1.5 時間 |
排泄 | 腎から 70–80% |
識別 | |
CAS番号 |
59-92-7 |
ATCコード | N04BA01 (WHO) |
PubChem | CID: 6047 |
DrugBank | APRD00309 |
KEGG | D00059 (C00355) |
別名 | L-ドーパ |
化学的データ | |
化学式 | C9H11NO4 |
分子量 | 197.19 g/mol |
レボドパまたはL-ドパ(正式名称:L-3,4-ジヒドロキシフェニルアラニン、英語: L-3,4-dihydroxyphenylalanine;L-DOPA)は、動物、植物の体内で生成される化学物質である。
所在と生理作用
自然界で産生され、ある種の食物や薬草、例えばハッショウマメに含まれ[1]、哺乳類では準必須アミノ酸であるL-チロシン(L-Tyr)から体内や脳内で合成される。チロシンはチロシン水酸化酵素によりレボドパとなる。レボドパはレボドパ脱炭酸酵素によりドーパミンとなる。すなわちレボドパは、総称的にカテコールアミン(カテコラミン)として知られる神経伝達物質である、ドーパミン、ノルアドレナリン、アドレナリンの前駆体である。
その本来の生物学的に必須な役割以外に、レボドパは血液脳関門を通過できる性質を活用して、パーキンソン病(PD)とドパミン反応性デストニア(DSD)の臨床療法に用いられる。医薬品としては、国際一般名を用いてレボドパと呼ばれるのが普通である。これを含む商品名としては、メネシット、パーコーパ、アタメット、スタレボ、マドパー、プロローパ等がある。 補助食品(サプリメント)または向精神薬として用いられる。
適応
出典
- ^ 藤井 義晴、「未利用植物の有効利用と調理科学への期待」、『日本調理科学会誌』Vol. 41 (2008) No. 3 p. 204-209
関連項目
- 抗パーキンソン病薬
- レボドパ・カルビドパ合剤
- パーキンソン病
- カテコールアミン
- 前駆体
- レナードの朝 - 嗜眠性脳炎患者に対するレボドパ投与に関しての、オリバー・サックスの医療ノンフィクション。のちに舞台化、映画化された。
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