Lシステム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/04/12 05:19 UTC 版)
Lシステムは、株式会社タイトーが開発し、1988年から採用したアーケードゲーム基板である。JAMMA規格準拠のJAMMAエッジコネクターが搭載されている。メインのCPUとして8ビットCPUであるZ80を採用しており、基本的に基板のサイズは非常にコンパクト(実際の基板のサイズは、ゲームによって異なる)なものとなっている。
尚、ROMの交換が出来ない「事実上の各ゲームごとの専用基板」として扱われている物が多いが、ホット・ビィから発売された「プレイガール2」に関しては、前作からのROM交換が可能なコンバージョンキットが発売されている(Lシステム使用の他の作品からのROM交換は不可能)。
ゲームによっては、一部基板の仕様が異なるものも存在しており、例を上げると「アメリカンホースシュー」の基板ではトラックボール制御用のサブボードが搭載されている。
スペック
以下は、Lシステムの基本的な構成であり、ゲームによってはCPUが2個(サウンドCPUと合わせて計3個)搭載されていたり、サウンドチップ等が異なる場合がある。
- CPU : Z80 @ 3.3MHz (ゲームによっては6MHzの場合もある)
- Sound CPU : Z80
- Sound chip : YM2203
- Video resoution : 320x224
主なタイトル
- フリップル
- パズニック
- レイメイズ
- ファイティングホーク
- 功里金団
- パラメデス
- アメリカンホースシュー(海外のみ発売)
- プレイガール
- プレイガール2
など
参考文献
- System16 - The Arcade Museum(TAITO)
- Lシステムのページへのリンク