生合成過程
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/14 01:09 UTC 版)
ドーパミンの前駆体はL-ドーパである。L-ドーパはフェニルアラニンやチロシンの水酸化によって作られる。 チロシン→L-ドーパ(L-ジヒドロキシフェニルアラニン) チロシン水酸化酵素 (tyrosine hydroxylase, TH) EC 1.14.16.2 L-ドーパ→ドーパミン ドーパ脱炭酸酵素(英語版)(DOPA decarboxylase)EC 4.1.1.28 さらに一部のニューロンにおいては、ドーパミンから、ドーパミン-β-モノオキシゲナーゼ (dopamine beta hydroxylase, DBH; あるいは dopamine beta-monooxygenase) EC 1.14.17.1によってノルアドレナリンが合成される。 ヒトの脳内におけるカテコールアミン類の生合成経路 L-フェニルアラニン L-チロシン L-ドーパ アドレナリン フェネチルアミン p-チラミン ドーパミン ノルアドレナリン N-メチルフェネチルアミン N-メチルチラミン p-オクトパミン シネフリン 3-メトキシチラミン AADC AADC AADC 主経路 PNMT PNMT PNMT PNMT AAAH AAAH 脳内CYP2D6 副経路 COMT DBH DBH ヒトではカテコールアミン類はL-フェニルアラニンから誘導される。
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