小さなRNA(small RNA)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/27 14:39 UTC 版)
「ノンコーディングRNA」の記事における「小さなRNA(small RNA)」の解説
小さなRNAは文字通り20~30塩基の非常に低分子のRNAで、ウイルスなどに由来する長い二本鎖RNAにからつくられRNA干渉を引き起こすsiRNA(small interfering RNA)、ゲノムにコードされ標的遺伝子の発現調節を行うmiRNA(microRNA)、生殖細胞においてトランスポゾンなどからゲノムを守るpiRNA(PIWI-interacting RNA)などが知られている。これらのsmall RNAは、由来や生合成過程は大きく異なるものの、成熟体は20~30塩基程度の一本鎖RNAであり、Argonauteファミリー蛋白質を核とするRNA誘導サイレンシング複合体(RNA-induced silencing complex、RISC)をエフェクターとして機能するという共通点をもっている。RISCの分子機能および形成過程については後述する。
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