Konzert für Klavier und Orchester Nr.22 Es-Dur K.482とは? わかりやすく解説

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モーツァルト:ピアノ協奏曲 第22番 変ホ長調

英語表記/番号出版情報
モーツァルトピアノ協奏曲 第22番 変ホ長調Konzert für Klavier und Orchester Nr.22 Es-Dur K.482作曲年1785年 

作品概要

楽章・曲名 演奏時間 譜例
1 第1楽章 Mov.1 Allegro1230秒 No Image
2 第2楽章 Mov.2 Andante8分00 No Image
3 第3楽章 Mov.3 Allegro - Andantino cantabile - Allegro 1130秒 No Image

作品解説

2007年10月 執筆者: 稲田 小絵子

 第2021番続いて音楽家として売れ売れていた1785年3つ目のピアノ協奏曲は、12月23日待降節予約演奏会のために書かれた。完成したのはその1週間前の12月16日である(このシーズンには他にも2回の演奏会があり、非常に多忙であった思われるにもかかわらず!)。この作品作曲の裏では、歌劇フィガロの結婚》が書き始められていた。
前2作に比べれば知名度落ちるものの、オペラ序曲のような祝祭的な華やかさと共に穏やかな落ち着きをもつ魅力的な作品である。当時まだ新しい楽器であったクラリネットオーボエ代わりに導入され管楽器響き新鮮にしている。独奏ピアノでは協奏曲らしい技巧的華麗なパッセージ目立ち、また緩徐楽章での哀愁漂う旋律美しく奏される
 両端楽章モーツァルト自身によるカデンツァ残っていない。

第1楽章アレグロ変ホ長調4/4拍子協奏ソナタ形式管弦楽独奏ピアノ対立するよりも一体となって華やかな楽章仕立て上げている。
第2楽章アンダンテハ短調3/8拍子変奏形式全体的に落ち着いた静的雰囲気をもち、木管効果的な使用により、牧歌的な印象与える。独奏ピアノそうした楽章性格を壊すものではない。
第3楽章アレグロ変ホ長調6/8拍子ロンド形式オペラ快活さアリア的なやさしさ併せ持つ楽章中間部にはアンダンテ・カンタービレ差し挟まれクラリネット活躍するピアノ声部では主題旋律加えて高音トリル経過パッセージといった装飾的な動きが目立つ。




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