Kassaによる2007年4月の検証番組
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「Xbox 360の技術的問題」の記事における「Kassaによる2007年4月の検証番組」の解説
雑誌HardwareInfoは、読み取り中に本体を動かすとディスクに傷が付くことを証明した。これを受けて、2007年4月、オランダのテレビ番組Kassaは、2月の番組以降に寄せられた1000件の被害報告について検証した(東芝サムスン製)。これら消費者は動作中に本体を動かしていなかったが、水平ではないなど置き方に問題があることが証明された。 Kassaの4月の番組によると、完全な水平かつ無振動状態にし、人が一切立ち入らない環境において、離れた場所から5時間ゲームをした後にディスクを調べたところ、9台のうち1台でディスク傷が発生していた。同様にして縦置きで検証したところ9台のうち3台で深刻なディスク傷が発生した。この番組は 2007年4月14日に放送された。 Kassaのウェブサイトでは、検証条件や詳しい情報が英語で記載されている。 2007年4月14日の放送の1日前にKassaがオランダマイクロソフトに問い合わせたところ、「通常の使用でディスク傷が発生する場合がある」との回答があり、オランダの消費者のために解決法を探して行くと述べた。 マイクロソフトはこの番組の放送から10日後である2007年4月24日に以下のようにコメントした "Kassaが行った実験に当社は参加しなかったため、検証方法がよく分からないので、結果についてコメントすることはできない。通常的使用においてもディスクに傷が付く場合があることを認識しているが、この問題について広い範囲から報告を受けているわけではない。当社の消費者全員が可能な限り最高のゲーム体験を享受している一方で、こうした問題が起きていることを懸念している。Kassaの指摘した使用方法でディスク傷が発生した顧客には当社に連絡するよう勧めている。本体を調査し、必要であれば完全なものとなるよう修理を実施する。加えて、ディスク交換についての情報を顧客に提供している" オランダマイクロソフトは、保証期間内のユーザに限り、ディスク損傷が発生した本体を無料で交換している。しかし損傷したディスクの交換についてはまちまちである。Kassaの上記番組とその続編の中ではマイクロソフトヘルプデスクの担当者が本体交換に応じる一方でディスクの交換を断る模様が収録されている。マイクロソフトが発行したディスクについては、交換が受けられる地域もある。
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