KS-76L
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1930年に参宮急行電鉄サ3000・ク3100形用として製造。一体鋳鋼製の側枠を備える軸ばね式台車で、中央の揺れ枕には4列の重ね板ばねによる枕ばねを備える。また、台車枠が一体鋳鋼製のため比較的自由に形状を設計でき、さらに重い電動車用ではなく、車体も当時としては軽量設計であったことなどからローワーレールも備えていなかったため、その外観の印象はむしろ戦後の新型軸ばね式台車に近くTR23とは大きく異なる。当初は不適当なばね定数の設定により乗り心地面で不評を買ったが、セッティングの修正後は不評が一掃され、戦後も2250系の増備が進んで交代となるまでこの台車を装着したサ3000形の一部が座席指定特急車に使用された。なお、このKS-76Lは1974年の2200系淘汰までほとんど改造無しに終始している。
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KS-76L(付随台車)
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「参宮急行電鉄2200系電車」の記事における「KS-76L(付随台車)」の解説
付随車が装着するKS-76L台車はイコライザー式ではなく、至ってシンプルなデザインのペデスタル支持式単軸ばね台車であった。こちらの台車枠は一体鋳鋼式で、車軸より上側のメインフレームと板ばねによる揺れ枕部とで構成され、1930年当時としては簡潔かつ近代的な形態を備えた台車であった。 これは、従来電車および客車用台車としてイコライザー式のTR11 - 14を制式採用していた鉄道省が、側枠に用いる球山形鋼が入手難となったことから、その代替用として設計したTR23・25形台車と同様に、アメリカのペンシルバニア鉄道がニューヨーク近郊向け通勤電車用として設計した一体鋳鋼製軸ばね台車に範を取って設計したものである。 当時、一般的な私鉄電車向け台車は、高速電車用台車に限ればボールドウィンA・AA形を模倣したイコライザー式台車の一辺倒とも言うべき状況で、KS-76Lはその中では珍しい例と言える。ことに、このような大型台車で台車枠を一体鋳鋼製としたのは大胆なデザインと言えた。 しかし、当初は枕ばねが硬過ぎて乗り心地が非常に悪かったと伝えられており、これまでにない形態の台車を開発したが故の問題であったことが伺える。なお、この問題は後に枕ばねのばね定数変更により改善されている。
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