JATOの都市伝説
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/11 06:53 UTC 版)
JATO装置を装着した車が加速のあまり離陸し、山腹に激突しているのが発見された―という有名な話があり、しばしばダーウィン賞の一例として紹介される。ただし、このJATOカーをめぐる物語に根拠は無く、事実かどうかは不明な都市伝説である。この伝説はディスカバリーチャンネルの番組『怪しい伝説』で3回検証された。 最初の検証は2003年のパイロット放送版の中で番組制作メンバーが商用販売されているアマチュア向けのロケットモーターを入手してこの場面を再現した。車は恐ろしく速く走り、追跡撮影用のヘリコプターを置き去りにするほどであったが、元の話で語られる300 mph (500 km/h) 辺りの速度には達せずに離陸するまでは至らなかった。この伝説は再度2007年に車を離陸させようという意図で前回と異なる構造のロケットを使用して検証されたが、車は発射台の先端に到達する前に爆発してしまった。 2013年の検証では、元の話通りの速度に達し一度舞い上がったがすぐに回転して落ち、飛行はできないことが検証された。また、発射台を用いた実験で一度高く上がったが、数秒で地面に激突し、離陸して山腹に激突はできないことが確認された。
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