イムノクロマトグラフィー法
別名:免疫クロマトフラフィー法、イムノクロマトグラフィー、免疫クロマトフラフィー、免疫クロマト法、イムノクロマト法、免疫クロマト、イムノクロマト、IC法
英語:immunochromatography、immunochromatography method
抗原抗体反応を利用した、迅速検査の手法の一つ。主に、細菌やウイルスなどの病原体の検出に用いられる。
イムノクロマトグラフィー法は、抗体を含む標識粒子が敷き詰められたセルロース膜上に、血液などの検体を滴下することで行われる。仮に検体中に抗原が含まれていれば、その抗原と膜上の抗体が抗原抗体反応を起こして複合体を形成する。形成された複合体は、毛細管現象によって膜上を移動するが、その先には別種の抗体が線状に配置されており、複合体と結合して発色する仕組みになっている。
イムノクロマトグラフィー法は目視で結果を判定することができるため、簡便な方法として、市販の妊娠検査薬などでも用いられている。しかし、感度や信頼性はさほど高くなく、検体に抗原が含まれていても発色しない結果(偽陰性)があり、逆に抗原が含まれていないのに発色する結果(偽陽性)もある。感度を高めるためには、蛍光色素と蛍光読み取り装置を使用した蛍光イムノクロマトグラフィー法を用いる手段がある。
IC法
『免疫クロマトグラフィー法』のこと。
《参照》 免疫クロマトグラフィー法

免疫クロマトグラフィー法
【概要】 略号は「IC法」。俗称ラピッドテスト。ダイナボット社の「ダイナスクリーン・HIV-1/2」がHIV抗体のスクリーニング検査法として採用された。血清、血漿、全血を50μL滴下し、15分後に赤いバンドがでることにより陽性と判定できる。感度は従来のスクリーニング検査法と同等なので見逃しは少ない。いずれにせよ陽性の場合は確認検査が必要。偽陽性が多いのでびっくりしないこと。
【詳しく】 採血後数時間あるいは数日待つ必要がない。つまり結果を聞くため再受診をする必要がない。針刺し事故後などの緊急検査に威力を発揮しそうだ。一方、検査前カウンセリング→検査→陽性の告知が連動するので、患者も医者も心理的にはあわただしい。

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