IStackWalk インターフェイス
アセンブリ: mscorlib (mscorlib.dll 内)


信頼性が一部しか確認されていないコードは、常にセキュリティ上の危険をはらんでいます。そのようなコードは、リソースに対するアクセス許可を持たないコードに代わってアクションを実行するように、不正に利用される可能性があります。その結果、不正なコードが、実際に許可されているよりも高いセキュリティ レベルにアクセスできてしまう場合があります。
共通言語ランタイムは、すべての呼び出しに対してスタック ウォークを実行することによって、これらの問題からマネージ コードを保護します。スタック ウォークは、コール スタック内のすべてのコードが、保護されているリソースへのアクセスに必要なアクセス許可を得ていることを要求します。不正にアクセスしようとするコードは必ずコール スタック内に存在するため、そのコード自体のセキュリティ アクセス許可を超えたアクセスは実現できません。

Windows 98, Windows 2000 SP4, Windows Millennium Edition, Windows Server 2003, Windows XP Media Center Edition, Windows XP Professional x64 Edition, Windows XP SP2, Windows XP Starter Edition
開発プラットフォームの中には、.NET Framework によってサポートされていないバージョンがあります。サポートされているバージョンについては、「システム要件」を参照してください。


IStackWalk メソッド

名前 | 説明 | |
---|---|---|
![]() | Assert | スタック内の上位にある呼び出し元に、現在のアクセス許可オブジェクトによって識別されているリソースへのアクセス許可がない場合でも、呼び出しコードがそのリソースにアクセスできるようにアサートします。 |
![]() | Demand | コール スタック内のすべての呼び出し元に、現在のアクセス許可オブジェクトによって指定されているアクセス許可が与えられているかどうかを実行時に判断します。 |
![]() | Deny | 呼び出しコードを通過する現在のオブジェクトに対するすべての Demand を失敗させます。 |
![]() | PermitOnly | コール スタック内の上位にあるコードに、他のリソースへのアクセス許可が与えられている場合でも、現在のオブジェクトを除き、呼び出しコードを通過するすべてのオブジェクトに対するすべての Demand を失敗させます。 |

IStackWalk メンバ
コール スタック内のすべての呼び出し元に、保護されているリソースへのアクセスに必要なアクセス許可が与えられているかどうかを判断するスタック ウォークを管理します。
IStackWalk データ型で公開されるメンバを以下の表に示します。

名前 | 説明 | |
---|---|---|
![]() | Assert | スタック内の上位にある呼び出し元に、現在のアクセス許可オブジェクトによって識別されているリソースへのアクセス許可がない場合でも、呼び出しコードがそのリソースにアクセスできるようにアサートします。 |
![]() | Demand | コール スタック内のすべての呼び出し元に、現在のアクセス許可オブジェクトによって指定されているアクセス許可が与えられているかどうかを実行時に判断します。 |
![]() | Deny | 呼び出しコードを通過する現在のオブジェクトに対するすべての Demand を失敗させます。 |
![]() | PermitOnly | コール スタック内の上位にあるコードに、他のリソースへのアクセス許可が与えられている場合でも、現在のオブジェクトを除き、呼び出しコードを通過するすべてのオブジェクトに対するすべての Demand を失敗させます。 |

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