IOT(入出力転送)命令
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/16 13:57 UTC 版)
「PDP-8」の記事における「IOT(入出力転送)命令」の解説
PDP-8はIOT命令をほとんど定義せず、単に枠組みを提供している。多くのIOT命令がどう作用するかは個々の周辺機器によって異なる。 0 2 3 8 9 11 6=IOT Device Function Device IOT命令のビット3からビット8でI/Oデバイスを指定する。一部は利便性のために標準化されていた。00 - プロセッサが処理し、I/Oデバイスには送られない。例えば ION (6001) は割り込み処理のイネーブル、IOFF (6002) は同処理のディセーブルである。 01 - 通常、高速紙テープリーダー 02 - 高速紙テープパンチ 03 - コンソールのキーボード(および付属する低速紙テープリーダー) 04 - コンソールのプリンター(および付属する低速紙テープパンチ) Function IOT命令のビット9からビット11までで、そのデバイスで実行すべき機能を指定する。紙テープリーダー/パンチやコンソールなどの単純な機器では、次のように解釈する。ビット11 - 指定した周辺機器がレディ状態なら次の命令をスキップする。 ビット10 - AC をクリア ビット9 - その周辺機器とACの間で1ワードを転送し、次のI/O転送を開始し、機器のレディフラグを落とす。 複数のビットをセットすると、適切な順序でそれらが行われる。 ディスクドライブなどのより複雑な周辺機器では、それぞれ固有の機能をこの3ビットで表す。一般に8種類の機能コードを設定できる。
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