ICustomTypeDescriptor インターフェイス
アセンブリ: System (system.dll 内)


ICustomTypeDescriptor インターフェイスを使用すると、オブジェクトが、それ自体の型情報を提供できるようになります。通常、オブジェクトに動的な型情報が必要とされる場合は、このインターフェイスを使用します。反対に、TypeDescriptor クラスはメタデータから取得した静的な型情報を提供します。
たとえば、ICustomTypeDescriptor は、.NET Framework で COM オブジェクトの型情報を提供するために使用されています。COM オブジェクトはプロパティや属性をサポートしていません。したがって、.NET Framework は、ICustomTypeDescriptor を使用して COM オブジェクトのプロパティと属性を実装します。
動的なカスタム型情報を提供するために、クラスに ICustomTypeDescriptor を実装したり、このインターフェイスの単純な実装を提供する CustomTypeDescriptor クラスからクラスを派生させたりできます。
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デザイン時には、ICustomTypeDescriptor インターフェイスを実装するオブジェクトへのデータ バインディングを使用できません。また、ICustomTypeDescriptor のランタイム インスタンスにバインドする場合、基になる型のパブリック プロパティは無視されます。 |

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開発プラットフォームの中には、.NET Framework によってサポートされていないバージョンがあります。サポートされているバージョンについては、「システム要件」を参照してください。


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