魚類のプレイストホラ症原虫とは? わかりやすく解説

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魚類のプレイストホラ症原虫 [Pleistophora (Heterosporis) anguillarum]

 古くから養殖ウナギ筋肉融解して体表面が陥没する病気を"べこ病"とよばれていた。現在はその病原体原虫プレイストホラ属の1種であることが判ったので、病名もプレイストホラ症とされている(ブリの"べこ病"とは原因原虫異なる)。この原虫病は養殖1年2年目ウナギ冒されることが多い。一般的には発生頻度死亡率低く問題にされることはまれであるが、ときには高率感染することもあって、病気かかった外観醜悪食品価値は全くなく、加温飼育されウナギではこの原虫の発育増加するので注意が必要である。
原因となる原虫微胞子虫類のアパンスポロブラスト類(亜目)に属し筋肉寄生することが特徴である。原虫の栄養型筋繊維の中でつくられ、さらに、薄い膜に囲まれ球形ないし卵形(径30-200μm)のシストへ変わる。胞子には大型(9×5μm)と小型(5×3μm)があり、長い管とよばれる管(400μm)をもっている。この原虫病の予防・治療法はない。




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