魚類のホーマ症菌とは? わかりやすく解説

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魚類のホーマ症菌 [Phoma sp.]

 ホーマ症は種苗生産されたアユ稚魚発生する内臓の真菌病(かび病)の1種である。10月体長約16cmの飼育アユ感染し、約60%が斃死(へいし)した例がある。しかし、アユ成魚やほかの魚種では知られていない末期の病魚の腹部が白く濁り、しばしば菌糸体外伸びている場合もある。内臓では腎臓が最も多く冒されるが、腹腔浮嚢(うきぶくろ)、腸、肝臓膵臓のほかに筋肉にも原因菌観察される感染経路原因菌が口から浮嚢入り、そこで増殖してから諸臓器広がり致死させると考えられている。
原因菌不完全菌類のスフェロプシス目、スフェロプシス科のホーマ属の1種で、形はやや長い楕円球状である。寒天培地上で分生子殻をつくり、その中に多数透明な分生子ができ、気菌糸暗黒褐色であるが、このかびの菌種確定されていないまた、このかび病の有効な予防・治療対策もない。




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