HSVの視覚化とは? わかりやすく解説

HSVの視覚化

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/28 04:50 UTC 版)

HSV色空間」の記事における「HSVの視覚化」の解説

HSVモデル通例コンピュータグラフィックスアプリケーションに用いられるいろいろなアプリケーションユーザ個々グラフィックス要素適用する色を選択する必要があるこのような場合HSV色環がよく用いられる。これは円状の領域色相表現されたもので、それとは別に三角形領域彩度明度表現用いられることがある上図における三角形平軸は明度指示し、また垂直軸は彩度対応するこのような形式インターフェースでは、最初操作環状領域から色相選択し続いて三角形領域から所望彩度明度選択するHSVモデル別の視覚化方法円錐である。この表現では、色相色環三次元円錐状の構造描かれる彩度はその円錐中心からの距離、明度円錐頂点からの距離で表される円錐ではなく六角形錐体六角錐)で表現するものもある。この方法は単一物体HSV色空間全体視覚化するのに適している。三次元形状のため二次元のコンピュータインターフェイスにおける色の選択利用するのは難しい。 HSV色空間円柱状の物体として視覚化されることもある。上記同様に色相円柱外周沿って変化し彩度中心からの距離に伴って変化する明度頂点から底へ向かって変化するこのような表現HSV色空間モデルとして数学的に厳密であると考えられるかもしれないが、視覚化された彩度レベル色相精度は黒に近づくにつれて減少する。さらに、通常コンピュータ有限範囲RGB値を格納する精度制限人間の色認知能力限界とも関連し、ほとんどのケース円錐による視覚化はより現実的とされている。

※この「HSVの視覚化」の解説は、「HSV色空間」の解説の一部です。
「HSVの視覚化」を含む「HSV色空間」の記事については、「HSV色空間」の概要を参照ください。

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