Gräbersuche online
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/04 08:59 UTC 版)
「ドイツ戦争墓地維持国民同盟」の記事における「Gräbersuche online」の解説
国民同盟は第一次世界大戦、第二次世界大戦で戦死、または行方不明となったドイツ兵に関するオンラインデータバンクを開設している(2013年時点で460万件)。利用は無料であり、国民同盟 Gräbersuche online (「墓地検索オンライン」)からアクセス可能である。 データの大部分は第一次世界大戦、第二次世界大戦で戦死し、ドイツ戦争墓地に埋葬され、埋葬場所が判明したドイツ軍人のものである。約100万件のデータは第一次世界大戦のものである。データは初公開以来、大幅に拡充されてきた。近年では、第二次世界大戦で戦死し、埋葬場所が不明なドイツ軍人、また行方不明者のデータが拡充された。データの拡充にはベルリンのドイチェ・ディーンストシュテレ(ドイツ語版)が支援を行っている。 「国内」にある第一次世界大戦、第二次世界大戦の戦争墓地と戦没者もデータバンクに登録されている。2011年時点では、89万7,953人の氏名が判明している戦没者が、1万3,080か所の墓地や埋葬地に登録されている。この中にはドイツに送還された戦没者や郷土で死亡した者を含む。概して言えば、民間の墓地内に設けられた栄誉墓地 (Ehrenfriedhof) に埋葬された者が対象であり、個別の墓、又は家族の墓に埋葬された者は対象外となっている。 この他にも空襲の犠牲者、戦争捕虜、民間捕虜、第二次世界大戦でドイツ側で戦った外人兵、第二次世界大戦の前に死亡したドイツ国防軍の軍人も含まれている。 ドイツ軍人の生前の行動を照会したい場合は、書面かオンラインで埋葬地調査申請 (Grabnachforschungsantrag) を提出することができる。苗字だけでは同姓が非常に多いため、できる限り行方不明者の全ての名、生年月日を記入することが重要である。この他には、可能であれば死亡日、最後の所属部隊、最後に届いた通知が必要である。撤退戦では死者はもはや埋葬されないことがほとんどであった。第一次世界大戦の戦没者の詳細な文書は、第二次世界大戦中にベルリンで失われた。1945年2月に戦争損害及び戦争墓地のための中央調査局 (Zentralnachweiseamt für Kriegerverluste und Kriegsgräber, ZNA) の記録が、空襲で塵芥に帰したためである。
※この「Gräbersuche online」の解説は、「ドイツ戦争墓地維持国民同盟」の解説の一部です。
「Gräbersuche online」を含む「ドイツ戦争墓地維持国民同盟」の記事については、「ドイツ戦争墓地維持国民同盟」の概要を参照ください。
- Gräbersuche onlineのページへのリンク