GT書体との主な違い
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/11 14:00 UTC 版)
2011年2月時点でのバージョン1.00時点では、全てのフォントファイルを合計するとGT書体と同様に78,675字が収録されている。これに加え、GT書体より記号をやや多く収録しており、JIS X 0212やIBM拡張文字は、それぞれ非漢字部分を全て表示可能である。JIS X 0213に収録されている記号も一部収録されており、丸数字の全て・ローマ数字の大部分・ラテン文字を囲み文字にしたものなどが対応している。 今後のバージョンでは、宋明異体字(そうみんいたいじ)、古文字釈文(こもんじしゃくぶん)、甲骨整理、甲骨文字の収録が新たに予定されており、フォントとして整備されたものから順にリリースされる。 「漢字を中心に多数を収録した大規模文字セット」としては、書体のバリエーションが多いのも特徴で、GT明朝と同様に明朝体(セリフ)があるほか、ゴシック体(サンセリフ)と楷書体が一括して同梱されており、収録されている文字種もそれぞれ同じである。 ライセンスに関しては、GT書体が非営利のみ使用可能であるのに対し、Tフォントは営利非営利を問わず使用可能であり、再配布に関しては非営利限定とし、出所および権利標記の表記が必要で、無改変が条件である。ただし私的利用の範囲では改変は自由とする。 また、Windows版のOpenType(TrueTypeベース)形式に加え、BTRON版のBTRONフォント形式にも対応している。
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