Ettringiteとは? わかりやすく解説

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エトリンガイト【ettringite】

読み方:えとりんがいと

カルシウムアルミニウムからなる硫酸塩含水鉱物三方晶系無色、白または黄色セメント中の水和物であり、それ自体強度をもつ。名称はドイツライン地方のエットリンゲンにおいて発見されたことに由来するエットリング石エトリング石エットリンゲン石


エトリンガイト

読み方えとりんがいと
【英】:ettringite

SO42-とH2O存在するセメント水和時にアルミネート相(アルミン酸三カルシウム、3CaO・Al2O3)とSO42-とH2O反応し生成される水和物をいう。化学式では3CaO・Al2O3・3CaSO4・32H2Oで示される。エトリンガイトの生成量が多すぎるとセメント硬化体を膨張させる。この性質はエトリンガイト系膨張材として利用されている。

エトリング石(Ettringite)

エトリング石
N'Chwaning mine,Kuruman,S.Africa
Ca6Al2(SO4)3(OH)12.26H2O 標本の幅約3cm

明る黄色がとても目立つ標本です。
本来は白色鉱物ですが、わずかなにより黄褐色発色しています。

エトリング石(Ettringite)

エトリング石 エトリング石
Boissejour,Ceyrat,Clermont-Ferrand,Puy-de-Dome,Auvergne,France
Ca6Al2(SO4)3(OH)12.26H2O 画像の幅約6.5mm、4cm

白い針状結晶放射状集合体がエトリング石です。
エトリング石は南アフリカ産の黄色立派な結晶が有名ですが、
このような結晶産出することもあります

エトリング石(Ettringite)

エトリング石 エトリング石
N'Chwaning mine,Kalahari manganese fields,Northern Cape Province,South Africa
Ca6Al2(SO4)3(OH)12.26H2O 画像の幅約6mm、標本の幅約4.8cm

黄色六角柱状の結晶がエトリング石です。
この標本淡い青色ブルース石(Brucite)上に色鮮やかな
黄色いエトリング石が付いてます。

エトリング石(Ettringite)

エトリング石 エトリング石
N'Chwaning II Mine,Kalahari manganese fields,Northern Cape Province,South Africa
Ca6Al2(SO4)3(OH)12.26H2O 画像の幅約1.5cm、5.2cm

黄色六角柱結晶がエトリング石です。
マンガン鉱母岩上に美し色彩結晶付いてます。

エトリング石(Ettringite)

エトリング石 エトリング石
N'Chwaning mine,Kalahari manganese fields,Northern Cape Province,South Africa
Ca6Al2(SO4)3(OH)12.26H2O 画像の幅約7mm、4.5cm

黄色透明な六角柱状の結晶がエトリング石です。
黒い水マンガン鉱(Manganite)の母岩美し結晶付いてます。


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