エトリンガイトとは? わかりやすく解説

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エトリンガイト【ettringite】

読み方:えとりんがいと

カルシウムアルミニウムからなる硫酸塩含水鉱物三方晶系無色、白または黄色セメント中の水和物であり、それ自体強度をもつ。名称はドイツライン地方のエットリンゲンにおいて発見されたことに由来するエットリング石エトリング石エットリンゲン石


エトリンガイト

読み方えとりんがいと
【英】:ettringite

SO42-とH2O存在するセメント水和時にアルミネート相(アルミン酸三カルシウム、3CaO・Al2O3)とSO42-とH2O反応し生成される水和物をいう。化学式では3CaO・Al2O3・3CaSO4・32H2Oで示される。エトリンガイトの生成量が多すぎるとセメント硬化体を膨張させる。この性質はエトリンガイト系膨張材として利用されている。

エトリンガイト

セメント水和反応により、生成される水和物の名称である。他の水和生成物には、モノサルフェート、ハイドロガーネット、C-S-HCa(OH)2 などがある。エトリンガイトの構造は、{Ca6[Al(OH)6・24H2O]6+}からなるコラム部分SO42-四面体水分子からなるチャンネル部分からなるまた、Ca2+Al3+、SO42-核種置換することが報告されている。


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