水マンガン鉱(Manganite)


Stella Maris Mine,Casa Grande,Arizona,USA
Mn3+O(OH) 画像の幅約1.8cm、9mm
水マンガン鉱の結晶が集合して塊状になった標本です。
金属光沢をした柱状の結晶が沢山付いています。
水マンガン鉱(Manganite)


Ilfeld,Nordhausen,Harz Mts,Thuringia,Germany
Mn3+O(OH) 画像の幅約1.8cm、標本の幅約3.9cm
重晶石(Barite)上の黒色をした柱状結晶が水マンガン鉱です。
水マンガン鉱は各地で産出しますが、この産地で発見された
鉱物です。
水マンガン鉱(Manganite)

N'Chwaning Mine,Cape Province,South Africa
Mn3+O(OH) 画像の幅約1.7cm
板状をした黒く輝きのある水マンガン鉱の結晶です。
小さな黄色透明の結晶はエトリング石(Ettringite)です。
水マンガン鉱
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/24 08:54 UTC 版)
水マンガン鉱 Manganite | |
---|---|
![]() |
|
分類 | 水酸化鉱物 |
化学式 | MnO(OH) |
結晶系 | 単斜晶系 |
へき開 | 完全 |
モース硬度 | 4 |
光沢 | 金属光沢~亜金属光沢 |
色 | 黒色、銀色 |
条痕 | 赤褐色、ときに黒色 |
比重 | 4.3 |
プロジェクト:鉱物/Portal:地球科学 |
水マンガン鉱 (すいマンガンこう、Manganite) は、マンガンの水酸化鉱物の1つ。 マンガン鉱床に産し、時に残留粘土中や温泉沈殿物中にも産する。分解して軟マンガン鉱に変わる。
同質異像にグラウト鉱、ファイトクネヒト鉱があるが希産である。
標本としては、模式地であるドイツのテューリンゲン州イルフェルト産のものが有名で、重晶石、方解石、菱鉄鉱、ブラウン鉱、ハウスマン鉱などを伴って産する。
関連項目
参考文献
- 木下亀城・湊秀雄共著 『続原色鉱石図鑑』、保育社、1963、ISBN 4-586-30031-0
- 水マンガン鉱のページへのリンク