Domino Web Access
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/08 08:28 UTC 版)
「HCL Domino」の記事における「Domino Web Access」の解説
通称DWA。6.5以前はiNotes Web Acsess (IWA) Dominoサーバ内に設置されたメールボックスに対して、ウェブブラウザでアクセスすることで、Personal Information Manager (PIM) 機能が使用可能となる機能である。Microsoft Exchangeに対するOutlook Web Accessのような存在であり、Lotus NotesのインストールされていないPCにおいても、受信したメールや、Lotus Notesで作成したカレンダーなどが限定的に閲覧できる。しかし送信元のメール形式によっては、Lotus Notesで表示すると正常に表示されるが、DWAで表示するとバグや仕様で表示できない場合もある。ただし、DWA専用に用意されたActiveXを導入すると、バージョンによっては若干機能が向上する。 もっとも初めにWWWベースでのNotesの利用を可能にしたのは、Notes 4用のアドオン「Web Publisher」だった。この機能はサーバの管理するデータをバッチ処理でHTMLに変換するものであったが、この機能はダイナミックにHTMLを生成する方式へ進化し、次バージョンのNotes 4.5からNotes Server本体に統合されたことが、サーバを「Domino」(ドミノ)と呼ぶきっかけになった。Domino R5.0.8からiNotes Web Accessに名称を変更し、更にLotus Notes/Domino 6.5で、Domino Web Accessに名称変更された。しかし、Lotus Notes/Domino 7でも、DWAファイル格納フォルダは[iNotes]のままである。Lotus Notes/Domino 8.5では再びLotus iNotesという名称に変更された。
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