Donald Beagleによる枠組み
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/11/29 05:08 UTC 版)
「ラーニング・コモンズ」の記事における「Donald Beagleによる枠組み」の解説
ラーニング・コモンズの領域として、Donald Beagleは、2004年に南カリフォルニア大学により開催された、全米会議「インフォメーション・コモンズ:教室を越える学習スペース」における報告 ”From Information Commons to Learning Commons” の中で、変化の類型学に基づく、発展的な枠組みを示した。 その枠組みは、図書館の変化のタイプを投影した四象限図である。 第一象限は印刷物だけでなく種々の情報資源の統合や連携に重点がある。 第二象限は大学全体の優先課題にあわせて図書館のサービスを変更させていく段階に進む。(具体的には、電子資源アクセスとともに一揃いのプロダクティビティ・ソフトウェアが備わり、オーサリング・ツール等の図書館員の支援が得られる図書館内のコンピュータ・ラボなど) 第三象限は上記の働きに加えて他の組織(ファカルティ・ディベロップメント・センターやティーチング・センターなど)との協働を行う段階であり、サービスの広がりと深度は図書館を超えたものとなっていく。 第四象限は大学全体の指針やカリキュラムの改訂などの改革と連動していく段階となる。 第二象限までは、取り組まれるサービスの内容の広がりと深度が、図書館の範囲にあり、インフォメーション・コモンズの領域であり、図書館の範囲を超えるか超えないかの第二象限と第三象限の間が、インフォメーション・コモンズとラーニング・コモンズの境界である。
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