シー‐エヌ‐ジー【CNG】
読み方:しーえぬじー
《compressed natural gas》⇒圧縮天然ガス
CNG
圧縮天然ガス。油田、ガス地帯から産出されるメタンを主成分とする天然ガスを高圧で圧縮したもの。地球温暖化の原因となるガスの発生量が少ないクリーンエネルギーとして、クルマ用にはおもに約20MPa(200kgf/cm2)の高圧ガスが使用されている。
参照 圧縮天然ガス、天然ガス自動車圧縮天然ガス
【英】: compressed natural gas
略語: CNG
天然ガスを圧縮後、耐圧容器に格納し、輸送および貯蔵する方式。 1970 年代より同技術を利用した輸送システムが検討されている。現在、CNG としてなじみが深いのは、バスやトラック(CNG 車)の燃料であり、次世代を担う低公害の石油代替エネルギーとして世界各地で普及している。CNG 車での圧力はおよそ 20~25 メガパスカル、体積が約 1/200 ~1/250 となる。 近年天然ガスの輸送には主にパイプラインや LNG 方式を採用している。パイプラインではおよそ 7 メガパスカル、体積は約 1/70 でしかないが、陸上輸送および比較的短距離の海上輸送に適している。一方、LNG 方式は液化することにより超低温を取扱うことになるため大規模な設備投資が必要となるものの、体積が約 1/600 となり、海上の長距離輸送に適している。 これに対し、中短距離の海上輸送には、海底パイプラインとともに CNG 技術の適用も有効である(図)。この技術は、LNGのような陸側に大規模設備投資が不要なため、LNG 方式では経済的に成り立たない中小規模のガス田を有効利用する輸送手段となりうる。海上輸送される CNG には、CNG 車燃料に要求されるような品質管理は特に不要で、通常のパイプラインガスレベルの組成であれば問題はない。近年、地球環境問題から油田における石油随伴ガスの燃焼処理に対する批判や、天然ガスの市場価格の高騰等を背景に、ますます注目を浴びている。 参照:石油・天然ガスレビュー 2005 年 9 月号「中小天然ガス田マネタイゼーションの新展開」 (後藤 譲、2006 年 3 月) ![]() |

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