Component.CanRaiseEvents プロパティ

.NET Framework クラス ライブラリ リファレンス

Component.CanRaiseEvents プロパティ

メモ : このプロパティは、.NET Framework version 2.0 で新しく追加されたものです。

コンポーネントがイベントを発生させることがきるかどうかを示す値を取得します。

名前空間: System.ComponentModel
アセンブリ: System (system.dll 内)
構文

Visual Basic (宣言)

Protected Overridable ReadOnly
 Property CanRaiseEvents As Boolean

Visual Basic (使用法)

Dim value As Boolean

value = Me.CanRaiseEvents

C#

protected virtual bool CanRaiseEvents { get;
 }

C++

protected:
virtual property bool CanRaiseEvents {
    bool get ();
}

J#

/** @property */
protected boolean get_CanRaiseEvents ()

JScript

protected function get CanRaiseEvents
 () : boolean

プロパティ値
コンポーネントがイベントを発生させることができる場合は true。それ以外の場合は false。既定値は true です。

解説

このプロパティの既定の実装は、常に true を返します。Component クラスから継承するクラスは、このプロパティをオーバーライドして、イベントの発生を無効にできる必要があります。たとえば、Control クラスで、コントロールが ActiveX コントロールとしてホストされている場合、ActiveX コントロールがそのイベントを固定していると、CanRaiseEvents プロパティは false を返します。

継承時の注意 派生クラスでこのメソッドをオーバーライドし、false を返すように変更する場合、Events プロパティによって返された EventHandlerList コレクションは、イベントに対して null 参照 (Visual Basic では Nothing) を返します。イベントは引き続きコレクションから追加および削除できますが、コレクションの Item プロパティは、常に null 参照 (Visual Basic では Nothing) を返します。

プラットフォーム

Windows 98, Windows 2000 SP4, Windows CE, Windows Millennium Edition, Windows Mobile for Pocket PC, Windows Mobile for Smartphone, Windows Server 2003, Windows XP Media Center Edition, Windows XP Professional x64 Edition, Windows XP SP2, Windows XP Starter Edition

開発プラットフォームの中には、.NET Framework によってサポートされていないバージョンがあります。サポートされているバージョンについては、「システム要件」を参照してください。

バージョン情報

.NET Framework
サポート対象 : 2.0

参照

関連項目
Component クラス
Component メンバ
System.ComponentModel 名前空間