CBSディス・モーニングとは? わかりやすく解説

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CBSディス・モーニング

(CBS This Morning から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/10/12 07:11 UTC 版)

CBSディス・モーニング
CBS This Morning
ジャンル 報道番組・朝の情報番組
原案
監督 シャンタ・フリップ(Shanta Fripp)[2]
司会者
テーマ曲作者
  • ポール・エヴァンス(Paul Evans)、レッド・ニーンキルヒェン(Red Nienkirchen)(1989年 - 1990年)[3]
  • カーリー・サイモン、ピーター・フィッシュ(Peter Fish)(1996年 - 1999年)
  • ジョエル・ベッカーマン(Joel Beckerman)(2012年 - 2021年)
国・地域 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
シーズン数
  • 12(1987年 - 1999年)
  • 6(2012年 - 現在)
話数
  • 3,100(1987年 - 1999年)
  • 2,521(2012年 - 2021年)
各話の長さ 120分(コマーシャルを含む)
製作
製作総指揮 ショーナ・トーマス(Shawna Thomas)
撮影地
撮影体制 マルチプルカメラセットアップ(英語版)
製作 CBSニュース
放送
放送チャンネル CBS
放送期間 第1期: 1987年11月30日 (1987-11-30) - 1999年10月29日 (1999-10-29)
第2期: 2012年1月9日 (2012-01-09) - 2021年9月6日 (2021-9-6)
公式ウェブサイト
番組年表
関連番組
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『CBSディス・モーニング』(CBS This Morning、略称:CTM)は、アメリカ・CBSの朝のテレビ番組。1987年11月30日から1999年10月29日まで放送され、2012年1月9日から2021年9月6日まで再び放送された。第1期は1999年11月1日に『ジ・アーリー・ショー』に置き換えられ、同番組は2012年1月9日に第2期『CBSディス・モーニング』に置き換えられた。

第2期は、各回を通じて、国内外の一般ニュースや詳細なリポートを重視していたが、スタジオからの生インタビューや事前収録したインタビューも取り入れていた。この番組形式は、競合番組である『トゥデイ』や『グッド・モーニング・アメリカ』が、放送開始後の最初の1時間または30分を過ぎると、柔らかい話題を扱う内容(英語版)やライフスタイルを中心とした内容に重点を置くのに対し、情報とエンターテインメントを組み合わせた「インフォテインメント(英語版)」形式によって競争力を高めることを狙い、その対抗策として採用された。同番組は、CBSが1954年以降に放送した平日朝のニュース番組としては、独立した番組形式を持つ10番目のものであり、1963年にCBSがこの時間帯の番組編成を再開して以降では、9回目の試みとなった。1963年以降、例外的な時期を除き、CBSは平日朝のネットワーク番組の視聴率(英語版)競争において、歴史的に競合局から大きく離された3位に甘んじてきた。

2021年8月31日、CBSは、平日版の番組を改編した『CBSモーニングス』に2021年9月7日付で変更すると発表した。一方、『CBSディス・モーニング』の土曜版は、2021年9月18日に『CBSサタデーモーニング』へと改題され、これをもって番組の移行が完了した[4]。

歴史

第1期『CBSディス・モーニング』と『ジ・アーリー・ショー』

第1期『CBSディス・モーニング』は、1987年11月30日に放送を開始した。司会は、ハリー・スミス、元『グッド・モーニング・アメリカ』のニュースアンカーであるキャスリーン・サリバン(英語版)、そして前身番組である、インフォテインメントを重視した『ザ・モーニング・プログラム』から引き続き出演した気象キャスター兼アナウンサーのマーク・マキュアン(英語版)が務めた。1990年2月26日、サリバンはポーラ・ザーンに交代した。番組は、放送期間のほぼ全体を通じて視聴率で3位にとどまった。しかし、朝の時間帯に放送されていたそれ以前の8番組と比べると、通常ははるかに高い競争力を示していた。

1992年10月26日から、CBSは加盟局が番組の放送を打ち切るのを防ぐため、放送時間内に各地の加盟局が独自の番組を放送できる時間を拡大した。加盟局の多くは、全国向けニュースが始まる前の早朝に、自局制作のニュース番組を放送していた。それにもかかわらず、当時CBS加盟局だったデトロイトのWJBK(英語版)、アトランタのWAGA(英語版)、ボストンのWHDH、ピッツバーグのKDKA(2022年時点でもCBS加盟局)など、視聴率上位の市場にある複数のCBS加盟局が、『CBSディス・モーニング』の放送を打ち切り、ローカル番組またはシンジケート番組に差し替えた。KDKAは1995年夏に同番組の放送を再開した。また、サンフランシスコのKPIXは1994年、『CBSディス・モーニング』の放送を継続する一方、同局の朝の番組に先立つ導入番組として、太平洋標準時4:00〜6:00まで放送する計画を立てていた。

スミスとザーンは1996年6月14日に番組を降板した。その後、新しい番組形式が整うまでの7週間、CBSニュースの特派員であるハロルド・ダウ(英語版)、エリン・モリアーティ(英語版)、ジョン・ロバーツ(英語版)、ラス・ミッチェル(英語版)、ハティ・カウフマン(英語版)、マーク・マキュアン(英語版)、ジェーン・ロベロ(英語版)が交代で『CBSディス・モーニング』のアンカーを務めた。同年8月、番組は再び刷新され、タイトルも単に『ディス・モーニング(This Morning)』へと変更された。マーク・マキュアン(英語版)とジェーン・ロベロ(英語版)が共同司会を務め、ホセ・ディアス=バラート(英語版)がニュースアンカーを担当した。ディアス=バラートの後任には、シンシア・バウアーズ(Cynthia Bowers)、続いてタリア・アシュラス(英語版)、最後にジュリー・チェン(英語版)が就任した。また、ニューヨーク市のWCBS-TVおよびWCBS-AMに所属するクレイグ・アレン(英語版)が気象アンカーを務めた。

新しい番組形式では、各地の加盟局が現地時間7:00〜8:00まで、全国放送の番組から挿入されるニュース映像などを交えながら、独自のニュース番組を放送できるようになった。その後、全国向け放送の第2時間帯は、8:00〜9:00まで中断なく放送された。視聴率は僅かに上昇し、1998年には一時的に『グッド・モーニング・アメリカ』を上回ることさえあった。しかし、視聴率の好調は長く続かず、CBSは1999年初頭に番組の打ち切りを決定したと発表した。ロベロは、番組が別の番組に置き換えられることが明らかになった後の同年6月に『ディス・モーニング』を降板した。番組終了までの残り5ヶ月間は、アシュラスが共同アンカーを務め、チェンがニュースリーダーを担当した。マキュアンは、『ジ・アーリー・ショー』の開始に向けた準備のため、1999年9月末に番組を降板した。後任には、それまでスポーツコーナーを担当していたラス・ミッチェル(英語版)が就任した。

『ディス・モーニング』は12年間の放送を経て、1999年10月29日に終了した。後継番組の『ジ・アーリー・ショー』は、その翌週の月曜日にあたる11月1日に放送を開始した。『ジ・アーリー・ショー』は、視聴率が一時的に上昇することもあったものの、NBCの『トゥデイ』とABCの『グッド・モーニング・アメリカ』に次ぐ3位に恒常的にとどまった。最終年には、同番組は、放送開始以来、主な競合番組2本の番組形式を参考に採用してきた、ニュース、特集、軽い話題、「インフォテインメント(英語版)」を組み合わせた番組作りから距離を置くようになった。

発展と復活

インタビューに応じる国土安全保障長官のジェイ・ジョンソン(英語版)(2016年)

2011年11月15日、CBSニュースは、『ジ・アーリー・ショー』を終了し、2012年1月9日付で朝のニュース番組を全面的に刷新すると発表した。同日行われた正式発表で、CBSニュース部門の会長ジェフ・フェイガー(英語版)と社長デイビッド・ローズ(英語版)は、改編後の番組について、「朝のテレビ番組のあり方を再定義する」と明らかにした。これは、『トゥデイ』や『グッド・モーニング・アメリカ』のような、くつろいだ雰囲気やライフスタイルを重視する番組形式を踏襲するのではなく、「ハードニュース(英語版)」(CBSニュースの特徴の一つ)、分析、討論を組み合わせた新しい番組形式を採用することを意味していた[1]。2011年12月1日、新番組のタイトルが『CBSディス・モーニング』(CBS This Morning)と発表された[5][6]。これにより、1999年以来、朝のニュース番組から姿を消していたこの番組名が復活することになった。

『CBSディス・モーニング』の初代エグゼクティブ・プロデューサーはクリス・リヒト(英語版)だった。リヒトは、MSNBCの朝のニュース討論番組『モーニング・ジョー(英語版)』でエグゼクティブ・プロデューサーを務めた後、2011年春にCBSに採用された。リヒトのCBSへの移籍を受け、MSNBCとの契約が満了する予定だった『モーニング・ジョー』の司会者ジョー・スカーボロ(英語版)とミカ・ブルゼジンスキーも、リヒトに続いてCBSに移籍するのではないかとの憶測が広がった[7]。スカーボロとブルゼジンスキーは、CBSをはじめとする他のネットワークからのオファーを検討していたことを認めたものの、インタビューを重視する自分たちの番組スタイルは地上波テレビでは再現できないと考え、MSNBCと新たな契約を結んだ[8]。

その代わりにCBSは、『CBSディス・モーニング』の平日版の出演者として、テレビ業界で豊富な経験を持つ3人、すなわち前身番組『ジ・アーリー・ショー』から引き続き出演するエリカ・ヒル(英語版)、ゲイル・キング(英語版)、チャーリー・ローズ(英語版)を起用した。リヒトは、1980年代にかつての深夜ニュース番組『CBSニュースナイトウォッチ(CBS News Nightwatch)』の司会を務め、2008年以降は長寿ニュースマガジン番組『60ミニッツ』で不定期のコーナーを担当する非常勤特派員も務めていたローズについて、「並外れたインタビュアーだ」と評した。なお、『CBSニュースナイトウォッチ』は後に『アップ・トゥ・ザ・ミニット(Up to the Minute)』に置き換えられ、さらに同番組は『CBSオーバーナイトニュース(CBS Overnight News)』へと移行した[9][10]。

リヒトは、『CBSディス・モーニング』について、「型にはまらない」番組作りを約束し、司会者同士の不自然な掛け合い、料理コーナー、「天気予報を面白おかしく伝える気象キャスター」、屋外広場に集まって歓声を上げる観客などは取り入れないと明言した[10][11][12]。

復活以降

2012年から2015年まで使用されたロゴ
バラク・オバマ大統領にインタビューするチャーリー・ローズ(英語版)(2013年)

2012年7月26日、CBSは、同局のホワイトハウス担当主任記者ノラ・オドネルが、同年9月からヒルの後任を務めると発表した。ヒルはこの発表の直後に番組から外されたが、その理由は放送中に説明されなかった[13]。その後、CBSとの契約も解除された(ヒルは2012年11月にNBCに移籍し、週末版(英語版)『トゥデイ』の共同司会者となった)。

2017年11月20日、8人の女性がローズからセクシュアルハラスメントを受けたと告発した「ワシントン・ポスト」紙の報道を受け、CBSはローズを解雇した[14]。キングとオドネルは番組内でこの問題を取り上げた[15]。2018年1月、『フェイス・ザ・ネイション』モデレーターのジョン・ディッカーソンが、3人目の共同アンカーとして番組に加わることが発表された[16]。同年10月3日には、特派員のビアンナ・ゴロドリガ(英語版)が4人目の共同司会者として番組に加わることが発表された[17]。しかし、その僅か6ヶ月後の2019年4月、ゴロドリガはCBSニュースを離れることを決めた[18]。

2019年5月6日、ディッカーソンとオドネルが『CBSディス・モーニング』を降板することが発表された。ディッカーソンは『60ミニッツ』に、オドネルは『CBSイブニングニュース』にそれぞれ異動することになった。 後任にはアンソニー・メイソンとトニー・ディコウプル(英語版)が起用され、同年5月20日、キングと共に新体制での出演を開始した[19]。オドネルの最終出演日は5月16日で、ディッカーソンは翌17日に最後の出演を終えた。

CBSは2021年、番組にいくつかの変更を加える計画を発表した。その中には、タイムズスクエアにあるワン・アスター・プラザ(英語版)の新スタジオへの移転や、ネイト・バールソン(英語版)を新たな共同司会者に起用することが含まれていた。また、メイソンは文化担当のリポーターに異動することになった[20][21]。8月31日、CBSはこれらの計画に代わり、『CBSディス・モーニング』の後継番組として、新番組『CBSモーニングス』を9月7日から開始すると発表した[4]。新体制の番組は、『CBSディス・モーニング』のために開設されたソーシャルメディアのアカウントやYouTubeチャンネルを引き継いだ。

2021年9月18日、『CBSディス・モーニング・サタデー』が『CBSサタデーモーニング』に改題され、これをもって移行が完了した。

番組形式

両時間帯とも、「EyeOpener - Your World According to Us(アイオープナー - ユア・ワールド・アコーディング・トゥ・アス)」で始まり、その日の主なニュースをテンポよくまとめた90秒間の映像集を放送した。最後には、深夜のトーク番組で取り上げられたスポーツのハイライト映像や軽妙なコメントが盛り込まれていた。番組の最初の1時間は、2時間目よりもニュースに重点を置き、独自の取材報道や分析をより多く取り上げていた[10]。8時台は、「EyeOpener @ 8(アイオープナー・アット・エイト)」で始まり、最初の1時間で伝えたニュースを振り返った。その後、朝の主なニュースヘッドラインを簡潔にまとめ、インタビューや討論(『モーニング・ジョー』のような形式)、さらに比較的軽い話題へと内容を移していた。

天気予報

リヒトが掲げた「お笑い要素のある天気予報は取り入れない」という方針に沿って、同番組では全国向けの独立した天気予報コーナーを設けなかった[22]。このため、『CBSディス・モーニング』は、三大ネットワーク(英語版)のいずれにおいても、全国向けの朝のニュース番組でありながら、独立した天気予報コーナーを設けていない唯一の番組となった。ただし、CBS加盟局が独自の地域の天気予報を挿入できる時間は確保されていた。独自の天気予報を挿入しない加盟局、特にニュース部門を持たない局向けには、全国の地図や天気予報、あるいは各都市の予報を文字だけで一覧表示した情報が提供されていた。

ただし、ハリケーン、山火事、猛吹雪などの大規模な異常気象が発生した際には、CBS加盟局の気象予報士が番組内で天気予報を伝えることがあった。CBSの旗艦局であり、ニューヨーク市の同ネットワーク直営局WCBS-TVに所属するロニー・クイン(英語版)(番組の土曜版でかつて気象予報士を務めた)は、必要に応じて平日版に出演する。また、CBSニュースの気象・気候専門担当者(CBS News Weather and Climate Specialist)であるジェフ・ベラルデリ(Jeff Berardelli)は、必要に応じて土曜版を担当する。

ローカルニュースへの切り替え枠

毎時26分と56分に設けられたローカルニュースへの切り替え枠を利用しない放送局(ニュース部門を持たないCBS加盟局を含む)向けには、その時間帯に、当日の『CBSモーニングニュース』のアンカーが紹介する収録済みのニュース映像を放送していた。それ以前は、アンカーとパネリストによる、和やかな雰囲気の掛け合いを行う「ハッピー・トーク(英語版)」のコーナーが設けられていた。これは、1981年から1987年にかけて放送された『CBSモーニングニュース』でも採用されていた方式に類似していた。

西海岸向け放送

太平洋時間帯、アラスカ時間帯、ハワイ・アリューシャン時間帯(および夏時間期間中のアリゾナ州の大部分)向けには、放送内容を一部更新したバージョンが用意されていた。このバージョンでは、「Good morning to our viewers in the West!(西部地域の視聴者の皆さん、おはようございます!)」や「As you are waking up in the West...(西部地域の皆さんが目を覚まされる頃...)」といった、西部地域の視聴者に向けた挨拶が追加されていた。また、記者が「Good morning and Good morning to our viewers watching us in the West(おはようございます。西部地域でご覧の皆さんも、おはようございます)」といった言葉で同地域の視聴者に呼びかけるなど、内容を更新したリポートも放送された。さらに、株式市場で大幅な値動きがあった場合には、その急騰や急落に関するリポートも盛り込まれた。画面上の時刻・気温表示には、ダウ・ジョーンズ工業株平均やNASDAQの株価指数をリアルタイムで表示する情報も組み込まれていた。

スタジオ

「これほど大きな壁があるのだから、その内側では何か重要なことが起きているに違いない。
その通り。
散らかっていて申し訳ありません。皆さんにより良い朝をお届けするため、準備の真っ最中です。」
With a wall this big, something important better be happening on the inside.
There is.
Sorry for the mess. We're busy building you a better morning.
—CBS放送センター(英語版)に掲げられたメッセージ。2011年12月に放送された『CBSディス・モーニング』の番組宣伝映像で紹介されたもの[23]

『CBSディス・モーニング』は、CBS放送センター(英語版)のスタジオ57を使用している。このスタジオ番号は、マンハッタンの西57丁目(West 57th Street)にある同センターの所在地に由来する。新しいスタジオセットは、もともと『ジ・アーリー・ショー』で使用するために計画されたものだったが、同番組は導入前に終了した。『ジ・アーリー・ショー』は放送期間を通じて、窓のあるゼネラルモーターズ・ビルディング(英語版)内のスタジオを使用していた。同スタジオは、CBSのNFL試合前番組(英語版)『ザ・NFLトゥデイ(英語版)』と共用されることもあった。ただし、『ジ・アーリー・ショー』の最終年には、ハードニュースを重視する番組方針への変更に伴い、窓は常時覆われていた[24]。スタジオの外壁の一部は白い壁で覆われ、CBSの「目」のロゴが掲げられていた。また、前述のメッセージも記されており、2011年12月初旬から放送が始まった番組宣伝映像にも登場した[25]。『CBSイブニングニュース』も、2016年12月から『CBSディス・モーニング』とスタジオ57を共用している。同番組はそれまで長年にわたり、スタジオ47を使用していた[26]。

番組開始前に公開された番組宣伝映像やウェブ動画では、『CBSディス・モーニング』のスタジオセットの一部が紹介され[25]、2012年1月の初回放送でセット全体が披露された。セットの主な特徴は以下の通りである[12]。

  • むき出しのレンガ壁と、濃い色の堅木張りの床。
  • 円形に配置されたアンカーデスク。天板には透明なルーサイトが使用され、有名な「アイマーク(Eyemark)」が刻まれている。また、必要に応じて取り外すことのできる、複数の「突起状」の追加パーツが備えられている。
  • 移動可能なモニター。これにより、衛星中継で出演するゲストが、アンカーデスクでインタビューを行う司会者の隣に「座っている」かのように見せることができる。
  • CBSニュースの歴史を象徴する様々な品々。なかでも、ウォルター・クロンカイトが長年アンカーを務めた『CBSイブニングニュース』の時代に使用されていた世界地図が、ひときわ目を引く。
  • 隣接するニュースルーム。初回放送までに完成が間に合わなかったが、通りに面した大きな窓が設けられており、通行人が中を覗くことができる。
  • 視聴者から見える位置に設けられたグリーンルーム。セット内で唯一のソファが置かれており、視聴者は番組制作の舞台裏の様子を垣間見ることができる。

「TVガイド(英語版)」記者のスティーブン・バタグリオ(Stephen Battaglio)の報道によると、スタジオセットにはオークランド・アスレチックスの野球帽も置かれている。これは、エグゼクティブ・プロデューサーのクリス・リヒトがスタッフにスポーツ映画『マネーボール』を意識させるために用意したものである。同作の中心人物である球団幹部ビリー・ビーン(映画ではブラッド・ピットが演じる)は、既成概念にとらわれない手法を採用しており、リヒトは『CBSディス・モーニング』にも同様の姿勢を取り入れたいと考えていた。リヒトは、2011年公開の同作で描かれた手法になぞらえて、番組を「テレビ界の『マネーボール』」と呼んでいる。また、番組開始前には、スタッフの意欲を高めるための教材として、映画を上映した[10]。

アメリカ国内での新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミック(英語版)と、それに伴う2020年3月11日のCBS放送センターの閉鎖を受け、『CBSディス・モーニング』は一時的にワシントンD.C.にある『CBSイブニングニュース』のスタジオに移り、2回の放送を行った。 3月18日に同施設が再び閉鎖されると、同番組はエド・サリヴァン・シアターに移り、『ザ・レイト・ショー・ウィズ・スティーヴン・コルベア』のセットを使用して放送を開始した(リヒトは当時、同番組のプロデューサーを務めていた)[27][28][29][30]。その後、リモートワーク形式に移行した[31]。6月22日、『CBSディス・モーニング』はスタッフの人数を減らした上でスタジオ57に復帰した[32]。

主な出演者

チャーリー・ローズ(英語版)(写真は2014年撮影)は、8人の女性からセクシャルハラスメントの告発を受けたことを受け、2017年にCBS、PBS、ブルームバーグから解雇された。

番組の第2期は、当初、チャーリー・ローズ、エリカ・ヒル、ゲイル・キングが司会を務めていた[33]。ヒルは番組開始から約6ヶ月後に降板し、ノラ・オドネルが後任となった[34]。2017年11月、ローズに対するセクシャルハラスメントの告発が公になったことを受け、ローズは番組への出演を停止され、その後解雇された[35]。ローズの解雇後、3人目の共同司会者の枠は、複数のアンカーが交代で務めた。2018年1月9日、CBSニュース社長のデイビッド・ローズ(英語版)は、『フェイス・ザ・ネイション』の元司会者ジョン・ディッカーソンが、ゲイル・キング、ノラ・オドネルと共に『CBSディス・モーニング』の3人目の共同司会者に就任すると発表した[16]。2018年10月3日には、特派員のビアンナ・ゴロドリガ(英語版)が4人目の共同司会者として番組に加わることが発表された[17]。しかし、その6ヶ月後の2019年4月、ゴロドリガはCBSニュースを離れることを選んだ。2019年5月6日、ディッカーソンとオドネルが『CBSディス・モーニング』を降板し、後任としてアンソニー・メイソンとトニー・ディコウプルが起用されることが発表された[19]。オドネルの最終出演日は2019年5月16日、ディッカーソンの最終出演日は同月17日だった。

最終期

過去

特派員

土曜日版

『CBSディス・モーニング・サタデー(CBS This Morning Saturday)』は、同番組の土曜版である。2012年1月14日にこの番組名で初回放送され、現在はミシェル・ミラー(英語版)とダナ・ジェイコブソン(英語版)がアンカーを務めている。

他のネットワークの朝の情報番組の週末版と同様に、同番組は平日版よりも人間味あふれる話題(ヒューマンインタレスト記事)に重点を置いている。ただし、最初の30分間は引き続き、その日のニュースを中心に構成されている。また、音楽パフォーマンスや料理コーナーなど、平日版では廃止された朝の情報番組に一般的な要素も、一部取り入れている。

通常の土曜版とは異なる放送となったのが、第47回スーパーボウル前日に当たる2013年2月2日の放送である。この日は平日版のアンカーチームが、試合会場のメルセデス・ベンツ・スーパードームがあるニューオーリンズから番組を進行した。この日の番組は『CBSディス・モーニング・サタデー』ではなく、単に『CBSディス・モーニング(CBS This Morning)』の番組名で放送された。また、平日版と同様の構成が採用され、各時間帯の冒頭には「EyeOpener」のコーナーが設けられた。

『CBSディス・モーニング』の日曜版が制作されなかったのは、1979年に放送を開始した長寿ニュースマガジン番組『CBSニュース サンデーモーニング』が、既に放送されていたためである。同番組は、1982年まで続いた『CBSモーニングニュース』初代番組の短期間のリニューアルに端を発する番組でもある。 『CBSディス・モーニング』とは対照的に、『CBSニュース サンデーモーニング』は長年にわたり、日曜朝の番組の中で視聴率首位を維持している。

脚注

  1. 1 2 The Deadline. “Revamped CBS Morning Show with Charlie Rose and Gayle King to Premiere on January 9”. Deadline Hollywood. Retrieved December 27, 2011.
  2. ↑ Variety Staff. “'CBS This Morning' Names New Director, Managing Editor and Senior Producer”. バラエティ. Retrieved February 19, 2021.
  3. ↑ Closing Credits, "CBS This Morning," October 6, 1989.
  4. 1 2 Steinberg, Brian (2021年8月31日). “CBS News to Launch 'Mornings' in Bid to Capture A.M. Viewers Across The Week”. バラエティ. 2021年8月31日閲覧。
  5. ↑ “The New CBS News Morning Show Gets a Name: 'CBS This Morning'”. TVNewser(英語版). Mediabistro.com(英語版). December 1, 2011.
  6. ↑ “CBS' New Morning Show to Be Called 'This Morning'”. ブロードキャスティング&ケーブル(英語版). オリジナルのDecember 1, 2017時点におけるアーカイブ。 2017年6月2日閲覧。.
  7. ↑ “CBS Attempts To Recruit Morning Joe And Mika For Morning Show”. メディアイト(英語版). May 3, 2011.
  8. ↑ “TCA: MSNBC's Joe Scarborough, Mika Brzezinski Admit CBS News Attempted to Poach Them”. ハリウッド・リポーター. January 7, 2012.
  9. ↑ Chris Ariens (November 10, 2011). “Charlie Rose, Gayle King to Headline New CBS Morning News”. TVNewser. Mediabistro.com. Retrieved December 27, 2011.
  10. 1 2 3 4 “CBS' Morning Glory?”. The Biz column. TVガイド(英語版). January 5, 2012. Archived from the original on January 11, 2012.
  11. ↑ “Something new coming to morning television”. ボストン・グローブ. AP通信. January 2, 2012. Archived from the original on May 16, 2012. Retrieved March 23, 2012.
  12. 1 2 “CBS Kicks Off 'CBS This Morning'”. TVNewser(英語版). Mediabistro.com(英語版). January 9, 2012.
  13. ↑ Brian Stelter (April 23, 2013). Top of the Morning: Inside the Cutthroat World of Morning TV(英語版). グランド・セントラル・パブリッシング(英語版)
  14. ↑ Carmon, Irin; Brittain, Amy (November 20, 2017). “Eight women say Charlie Rose sexually harassed them — with nudity, groping and lewd calls”. Washington Post (アメリカ英語). ISSN 0190-8286. Retrieved December 1, 2017.
  15. ↑ Washington Free Beacon (2017-11-21), CBS hosts address suspension of Charlie Rose over sexual harassment, オリジナルの2021-12-21時点におけるアーカイブ。 2017年12月1日閲覧。
  16. 1 2 “John Dickerson named new CBS This Morning co-host”. CBSニュース (英語). United States: CBSコーポレーション. January 9, 2018. Retrieved January 9, 2018.
  17. 1 2 “Bianna Golodryga named co-host of "CBS This Morning"” (英語). Retrieved October 3, 2018.
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  20. ↑ Johnson, Ted (2021年5月20日). “'CBS This Morning' To Move To Times Square Studio At ViacomCBS Headquarters” (英語). Deadline. 2021年5月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年5月27日閲覧。
  21. ↑ Johnson, Ted (2021年8月11日). “Nate Burleson To Join 'CBS This Morning' As Co-Host, Anthony Mason To Move To Culture Reporting Role”. Deadline Hollywood. 2021年8月11日閲覧。
  22. ↑ Bill Cromwell (November 16, 2011). “CBS: We're going hard news in the am”. Media Life Magazine 2011年12月27日閲覧。.
  23. ↑ “What's Going on Behind This Wall?”. TVNewser. Mediabistro.com. November 1, 2011.
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  25. 1 2 “'CBS This Morning' debuts Monday, January 9”. CBSNews.com. January 4, 2012. Retrieved January 7, 2012.
  26. ↑ “A look back at 'CBS Evening News' in Studio 47”. Newscast Studio (2016年12月7日). 2018年9月13日閲覧。
  27. ↑ “CBS News to Film Morning Show From 'Late Show's' Ed Sullivan Theater” (英語). The Hollywood Reporter (2020年3月18日). 2020年3月22日閲覧。
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  32. ↑ “After Nearly 100 Days Away, CBS This Morning Returns to CBS Broadcast Center” (英語). adweek.it (2020年6月22日). 2020年9月9日閲覧。
  33. ↑ “Welcome to CBS This Morning”. CBSニュース (英語). United States. January 17, 2012. Archived from the original on November 27, 2017. Retrieved November 27, 2017.
  34. ↑ “Shakeup At CBS This Morning: Norah O'Donnell To Replace Erica Hill As Co-Host”. Deadline Hollywood. United States: ペンスキー・メディア・コーポレーション(英語版) (2012年7月26日). 2017年11月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年11月27日閲覧。
  35. ↑ “Charlie Rose Officially Fired at CBS, Network Cites 'Intolerable Behavior'”. TVLine. United States: ペンスキー・メディア・コーポレーション(英語版) (2017年11月21日). 2017年11月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年11月27日閲覧。
  36. 1 2 3 4 “CBS names four correspondents 'dedicated' to 'CBS This Morning'”. mixdex (2019年5月20日). 2020年6月24日閲覧。

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