ボーン‐シェル【Bourne shell】
Bourne Shell
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/08 16:38 UTC 版)
Bourne Shell(ボーンシェル)は、Unix Version 7 のデフォルトシェルでUnixで使われていたUnixシェルの一つである。POSIX規格で規定されるUnix系システムではBourne Shell後継のPOSIX準拠のシェルに置き換わっており、POSIXに準拠していないBourne Shellはすでに使われていない。/bin/sh
はかつてはBourne Shellだったが、現在はPOSIXシェルへのシンボリックリンクかハードリンクになっている。多くのUnix系システムでは現在でもシェルスクリプトを記述するのに/bin/sh
が一般的に使われている。ただし、ユーザが通常使うシェルにはインタラクティブに適したPOSIX準拠シェルを用いることが一般的である。
- ^ "The A-Z of Programming Languages: Bourne shell, or sh" March 2009, Computerworld
- ^ Bourne, Steve (1979年1月12日). “mac.h - Macros used by Bourne to structure C like Algol68C”. AT&T. 2006年9月9日閲覧。
- ^ Landon Curt Noll, Simon Cooper, Peter Seebach and Leonid A. Broukhis (2004年). “The IOCCC FAQ - Q/A: How did the IOCCC get started?”. www.ioccc.org. 2006年9月9日閲覧。
- ^ Bourne Shell release testing script from Sven Mascheck
- ^ History of the Bourne Shell family
- ^ An Introduction to the C shell by Bill Joy.
- ^ Bezroukov, Nikolai (2009年8月15日). “Introduction to the Unix shell history”. 2010年9月29日閲覧。
- ^ G.アンダーソン、P.アンダーソン 著、落合 浩一郎、大木敦雄 訳『UNIX C SHELL フィールドガイド』パーソナルメディア株式会社、1987年10月15日、117-134頁。ISBN 4-89362-029-0。
- ^ Tom, Duff. “Rc — The Plan 9 Shell”. 2014年10月15日閲覧。
- 1 Bourne Shellとは
- 2 Bourne Shellの概要
- 3 批判
- 4 語録
- 5 関連項目
Bourne Shell
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「エスケープ文字」の記事における「Bourne Shell」の解説
Bourne Shell (sh) では、アスタリスク (*) と疑問符 (?) がワイルドカードとして使用される。エスケープ文字を使わないと、*はカレントディレクトリの全てのファイルのファイル名に展開される。"*"というファイル名を指したい場合は、バックスラッシュ(\)を前につける。例えば、バックスラッシュをつけない場合とつけた場合で、以下のように動作が変わる。 rm * # カレントディレクトリの全てのファイルを消去するrm \* # * という名前のファイルを消去する
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Bourne Shell
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「Unixシェル」の記事における「Bourne Shell」の解説
詳細は「Bourne Shell」を参照 Bourne Shell はUNIXの初期のバージョンで使われており、当時のデファクトスタンダードであった。スティーブン・ボーンがベル研究所で開発し、1977年ごろ Version 7 Unix の一部として配布された。Unix系OSには必ず Bourne Shell かその互換シェルが含まれていた。コマンドとしての名称は sh で、UNIXのファイル階層では一般に /bin/sh というパスにある。/bin/sh は Bourne Shell と互換性がある機能拡張されたシェルへのソフトリンクまたはハードリンクである。POSIXでは標準のシェル機能として KornShell のサブセットを指定しており、現在はPOSIXシェルに置き換わったためBourne Shellは使われていない。
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「Bourne Shell」の例文・使い方・用例・文例
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